...一口頂戴したって次第でもなかろう...
芥川龍之介 「妖婆」
...此(こ)の老(らう)神行太保戴宗(しんぎやうたいほたいそう)は...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...そんな物を戴いたら定めし好(い)い気持がするだらうな...
薄田泣菫 「茶話」
...委細を聞いて戴きましょうと云いながら...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...私の喉に触ってみて頂戴」「まあ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...お辨当を頂戴した...
種田山頭火 「其中日記」
...頭(かしら)には帽子をも戴かず...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...年若きアーサー王は儀式盛かんに(with great pomp)龍動にて王冠を戴く事になつた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...あり難く頂戴して思ひ出にしまする...
樋口一葉 「十三夜」
...子供部屋へ連れてつて頂戴...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...宝石を返却して戴いて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...暖(あつたか)い間(うち)に召喫(めしあが)ツて頂戴な...
三島霜川 「青い顏」
...そこに王冠のごとき鬣(たてがみ)を戴いた獅王あり...
南方熊楠 「十二支考」
...そう言って頂戴...
室生犀星 「音楽時計」
...「貴方の足に出来ている肉腫は珍らしい大きなものですが……当病院の標本に頂戴出来ませんでしょうか...
夢野久作 「一足お先に」
...とり替へて頂戴よ...
與謝野晶子 「帰つてから」
...さばさばと改まった血色を、ふたたび老母の部屋の燭に見せて、「どれ、すぐ戴こう...
吉川英治 「新書太閤記」
...ではやはりあなたは戴宗どので」「そういう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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