...屡々(しばしば)自分の頂戴(ちょうだい)する新理智派(しんりちは)と云い...
芥川龍之介 「羅生門の後に」
...「四十五銭戴きます...
田中貢太郎 「蛾」
...」「え少し戴いておきますわ...
徳田秋聲 「和解」
...誰か――来て頂戴...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...伽羅大尽の果報にあやかってそれでは頂戴仕るとしましょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か名句を一ツ書いて戴けませんかと...
林芙美子 「落合町山川記」
...感化院出の誰の誰許して下さいと云う言葉を日にいくど頂戴とか下さいとか雨のなかに立って物乞う姿不安な呻吟(しんぎん)世の誰とも連絡がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...英国戴冠式と、世界ペン大会とのためヨーロッパに行くことになって、若松を出発したとき、「お父さんが生きとったらどんなによろこぶことじゃろか」といって、母は涙をためた...
火野葦平 「花と龍」
...よろしければ藩王は従者とご一緒に王室食堂でご夕食戴ければ……」藩王がさえぎった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...内情も教えて戴いて」「いずれにしろどうでもよろしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...日本の声色をやつて頂戴よ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...これに関聯して私が平素考えて居ることを述べさして戴きます...
牧野富太郎 「植物記」
...痛いじゃないかおせんちゃん」「本当のこと云って頂戴...
山本周五郎 「柳橋物語」
...花輪を戴いた乱髪の女性が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「三たび茶を戴(いただ)く菊の薫(かお)りかな」高田の作ったこの句も...
横光利一 「微笑」
...戴宗(たいそう)もうれし涙にぬれる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『もう、もう、これ以上は、頂戴できませぬ...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...ひざまずいて旗を押し戴いた...
吉川英治 「源頼朝」
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