...ノラ いゝぢやないの(ヘルマーにすがる)少しでいゝから無駄使ひをさして頂戴...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...もし貴君が私を日和見主義とお呼びになるならば私はその稱號も亦忝けなく頂戴する...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...先日母からちょっと申上げた筈の御牧氏とがお附合いさせて戴(いただ)くようになるであろうこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのお土産を戴く...
種田山頭火 「其中日記」
...先生死後に絵の掛け物を一幅御遺族から頂戴(ちょうだい)した...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...皆樣の御判を頂戴いたします」堀周吉が何やら書面を上座の方から廻し始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...クリームを入れたのを戴くのよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...御祝儀を戴いてるんだぜ...
広津柳浪 「今戸心中」
...どうかこの娘の周圍の水をよどませぬように注意して戴きたい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ちょうど玉江さんからも先刻(さっき)食物研究会の方案を立てて戴きたいというお話しがありますから早速広海さんへいらしってその御相談かたがた大原さんの事をお頼みなすって御覧なさいな...
村井弦斎 「食道楽」
...匿さないで言って頂戴...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...おじさまにお会いになって頂戴...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...うんと御馳走をしたのでまた手拭を頂戴する...
柳田国男 「年中行事覚書」
...妾の云う通りにして頂戴……笠さんじゃいけない訳は今わかりますから……」「……で……そのお話というのは……」「……もう古い事ですわ...
夢野久作 「二重心臓」
...戴陵(たいりょう)...
吉川英治 「三国志」
...戴宗思わず両手をあげて辺りへ叫んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...が戴宗(たいそう)は留守だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おことばを戴きとうぞんじまする」「佐々木? ああそうか」忠利は眼もくれないで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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