...「寛恕(かに)して頂戴よ」という優しい声が聴える...
岩野泡鳴 「耽溺」
...お琴を戴いて續けて歌いました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...何ならこゝで暫くお手本を見せて戴(いただ)けないでせうか...
薄田泣菫 「茶話」
...頂戴してしまっているの...
太宰治 「火の鳥」
...お土産まで頂戴した...
種田山頭火 「一草庵日記」
...わたしの足にもつとケツトを掛けて頂戴な...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...一度聽かして戴く約束をしながら...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...もうこんな気障(きざ)な事は止して頂戴...
野村胡堂 「踊る美人像」
...しかし、もう、ためらわず、「そんなら、頂戴します」と、その珍しい点火器を受けとった...
火野葦平 「花と龍」
...そうして戴けますか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...そして二人はおいのちを戴いた...
室生犀星 「姫たちばな」
...お時計を頂戴(ちょうだい)しに出て来る優等生は...
森鴎外 「かのように」
...戴曼公の遺品を愛惜(あいじゃく)する縁故があるからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...美に)言って頂戴...
森本薫 「華々しき一族」
...「わたくし義絶をして戴(いただ)きます」父の拳(こぶし)が膝の上でぶるぶると震えるのを...
山本周五郎 「日本婦道記」
...思いもかけませぬお代を頂戴致しまして恐れ入りました...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...そのお流れを頂戴するために高い税金を払っているということになる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...神行太保(たいほう)の戴宗(たいそう)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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