...何(なに)か一つ書いて戴きたくつて...
薄田泣菫 「茶話」
...水哉居を襲うてビールを頂戴する...
種田山頭火 「行乞記」
...御祝儀に早速召上つて戴きます」「ぢやまあ今晩限りに致します」と言つたが...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...お着物を頂戴するためではありません...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...見石先生から戴いた藥の外には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...再び言ひそびれて御馳走の栗枝豆ありがたく頂戴をなしぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...あんたの話をして頂戴...
久生十蘭 「魔都」
...況(いわ)んや親の敵(かたき)は不倶戴天の讐(あだ)なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...「仰しやつて頂戴! どんな惡い事でもすぐお聞きしなければなりませんわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何故置いて戴けないのですか? あたし何か不調法があったのですか?」彼女はやや険を含んで訊き返した...
細井和喜蔵 「女給」
...いまお恵み戴ければ……」アイダは遠慮なく王女の財布からお金を抜いて通りへ出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...なお蛇王の質を失わで冠を戴くとされた...
南方熊楠 「十二支考」
...所詮(しょせん)今になって戴曼公(たいまんこう)の表石や池田氏の墓碣の踪迹(そうせき)を発見することは出来ぬであろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...是非ともパスするように書いて頂戴よ...
夢野久作 「二重心臓」
...おめえのクロを頂戴(ちょうだい)して...
吉川英治 「神州天馬侠」
...会釈(えしゃく)をお与え遊ばしては戴けますまいか」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうぞお上から仰っしゃって戴きとう存じまする」と...
吉川英治 「日本名婦伝」
...戴(いただ)こう」「いえいえ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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