...「戯作者の新作が面白そうだね...
...「彼女は戯作者として有名だよ...
...「彼は戯作者としてデビューするために懸命に努力しているよ...
...「戯作者として成功するには、才能と努力が必要だよ...
...「私たちも戯作者になれるかもしれないね...
...封建時代の戯作者(げさくしや)は勿論...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...戯作者(げさくしゃ)の殿(しんが)りとしては...
淡島寒月 「明治十年前後」
...馬琴が少時栗山に学んだという事は『戯作者六家撰』に見えてるが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...その実質は生残りの戯作者流に比べて多少の新味はあっても決して余り多く価値するに足らなかったのは少しく鑑賞眼あるものは皆認めた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...生残った戯作者の遺物どもは法燈再び赫灼として輝くを見ても古い戯作の頭ではどう做(し)ようもなく...
内田魯庵 「四十年前」
...まるで三流の戯作者(げさくしゃ)みたいです...
太宰治 「小さいアルバム」
...自然主義全盛時代には戯作者か何ぞのやうに看做されたこともあり...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...その頃わたしには江戸戯作者(げさくしゃ)のするようなこうした事が興味あるのみならずまた甚(はなはだ)意義ある事に思われていたので既に書かけていた長篇小説の稿をも惜まず中途にしてよしてしまった...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...採菊山人は即(すなわち)山々亭有人(さんさんていありんど)にして仮名垣魯文(かながきろぶん)の歿後われら後学の徒をして明治の世に江戸戯作者の風貌を窺知(うかがいし)らしめしもの実にこの翁一人(いちにん)ありしのみ...
永井荷風 「書かでもの記」
...又は新橋の妓家から手拭さげて朝湯に行った頃――かかる放蕩の生涯が江戸戯作者風の著述をなすに必要であると信じていた頃にも...
永井荷風 「砂糖」
...そもそも我から意識して戯作者(げさくしゃ)となりすました現在の身の上がいかにも不安にまた何とも知れず気恥しいような気がしてならなくなった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...わたしは江戸末代の戯作者や浮世絵師が浦賀へ黒船が来ようが桜田御門で大老が暗殺されようがそんな事は下民の与(あずか)り知った事ではない――否とやかく申すのは却て畏多い事だと...
永井荷風 「花火」
...一歩を進むれば戯作者気質(げさくしゃかたぎ)でなければならぬ...
永井荷風 「日和下駄」
...下級戯作者(げさくしゃ)のたわごとを受売りするように安っぽい通(つう)がりで給仕を催促する...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう根っからの戯作者らしく...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...そういうところでの評判は相変らず低級な戯作者どもの作品ばかりで「敵討記乎汝」の一篇は脱稿と同時にまるで火をつけて燃やしたようで...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...戯作者気質が「当世書生気質」で終っていない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...江戸戯作者の筆になるころもう燃えつきてしまい...
吉川英治 「紅梅の客」
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