...今週の試験は戦々兢々でした...
...彼女が運転する車に乗るといつも戦々兢々です...
...戦々兢々しながらスピーチをするのは難しいです...
...不安な出来事があったので、彼は戦々兢々だった...
...新しい職場での初日は戦々兢々でした...
...戦々兢々(せんせんきょうきょう)として薄氷を踏むが如(ごと)しという語は能く琉球政治家の心事を形容する事が出来ます...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...彼等は戦々兢々として...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...小心にも戦々兢々としてゐる...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...雇人たちは、戦々兢々として、椿の下の御殿へ行くことを怖れます――けれども、主命によって行かねばならない時は負傷を覚悟して、その被害をなるべく少なくするの用意を整えて行きます...
中里介山 「大菩薩峠」
...実際はその享楽家的な外貌(がいぼう)の下に戦々兢々(せんせんきょうきょう)として薄氷(はくひょう)を履(ふ)むような思いの潜んでいることを...
中島敦 「悟浄歎異」
...みんなが戦々兢々と号していた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...心中は戦々兢々(せんせんきょうきょう)と...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...戦々兢々(せんせんきょうきょう)とし...
新渡戸稲造 「自警録」
...その後は戦々兢々として...
原民喜 「小さな村」
...彼のために密輸業者どもは戦々兢々として生きた空もない有様であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これまた戦々兢々たる状態にあった...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...私はとうとう戦々兢々(きょうきょう)として疫病(えきびょう)から逃げるように逃げた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...誠に戦々兢々たる半鐘の大砲に他ならなかつた...
牧野信一 「ペルリ行」
...ただ死ぬまで戦々兢々として...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...常に家にありてわずかに貯えた物を護るに戦々兢々(きょうきょう)の断間(たえま)なく...
南方熊楠 「十二支考」
...かくも戦々兢々と恐怖していたのである...
宮本百合子 「刻々」
...ただ過失らしいことが一つあるだけでも世間はやかましく批難するだろうと戦々兢々(せんせんきょうきょう)としていた青年の私でも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このところ戦々兢々(せんせんきょうきょう)たるものがあった...
吉川英治 「三国志」
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