...恰(あたか)も私のその油断を戒めでもするように...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...戒めに位ならうといふものです...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...深く老臣を戒めて...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...その時或(ある)人が好戦論者を戒めるために普仏戦争の前アルフオンス・カアルの言つた言葉を引証してゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...乃公(わし)はかうして自分を戒めてゐるのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...明盲(あきめくら)の男を戒めて...
薄田泣菫 「茶話」
...無理な金を使って仕事をすることは固く戒めなくてはならない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...中にも肉慾は長老がひどく恐ろしいものだと云つて戒めてくれたのに...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...お銀様の放漫を戒めんために出動したのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...母獣両(ふたつ)ながら病んで臨終に両児を戒め...
南方熊楠 「十二支考」
...機會さへあれば眞面目な顏付をして訓戒めいたことを口にした...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ここに放心教授伝を記して後進の戒めとする所以(ゆえん)である...
森於菟 「放心教授」
...たまたま戒めを犯した者が罰を受けたという類の話があった所から...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「……あれは今日だったのか」「お袴はいけませんですよ」八重は若い主人を見上げて戒めるような微笑をみせる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...幼ないあたまで自分を繰返し戒めました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...めったに動き給うな」とかたく戒めた...
吉川英治 「三国志」
...芝は、使いとして当然、「いや丞相の洞察に、過(あやま)ったことはありませぬぞ」と、戒めたが、魏延はなお、「それほど達見の丞相ならば、街亭であんな敗れを取るわけもないではないか」と、皮肉を弄(ろう)した上、「一気、祁山(きざん)に出て、人より先に陣を構えてみせる...
吉川英治 「三国志」
...日ごろ介三郎から戒められて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索