...少壮の士の大作を成すは労多くして功少きを戒めてやまざる一段あり...
芥川龍之介 「雑筆」
...戒めたものであるらしい...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...これを以て上(かみ)王者を諷(ふう)し下(しも)官僚を戒めて来たものである...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...みんなできるだけおとなしく反抗しろと戒めてはいたが...
大杉栄 「日本脱出記」
...道別余を戒めて曰く...
大町桂月 「獨笑記」
...戒めている一節がある...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今後を戒めて老人に花を持たせ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは子孫を毒するものとして堅く戒めて置いたため...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...知合いの従僕を見ても挨拶をしてはならんぞと固く戒めておきながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...人に漏らすなとの主君の戒め...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...左氏が不義を戒める趣意で書いたものであって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...と自分で自分を戒めました...
三浦環 「お蝶夫人」
...母獣両(ふたつ)ながら病んで臨終に両児を戒め...
南方熊楠 「十二支考」
...この間は家人を戒めて何の用事をも取り次がしめなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...戒めて山に入らぬ風習は現に行われている...
柳田国男 「山の人生」
...里人は相戒めて之を捕りに行くことなかりしを此男一人雪の中を行き...
柳田国男 「山の人生」
...――これはうかつにかかるべきでないと考えたので、許は、味方の者に、「決して手出しするな」と、かたく戒め、ひとり駒を引返して、曹仁に告げ、指令を仰いだ...
吉川英治 「三国志」
...「――追うまじ」と戒めていたが...
吉川英治 「三国志」
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