...我慢するんだ...
太宰治 「新郎」
...小さい位は我慢する...
種田山頭火 「行乞記」
...大概の場合はABCやライオンの民衆的なる紅茶で我慢するほかはなかった...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...……その点は我慢するとしても...
徳田秋声 「新世帯」
...此れで我慢するかな...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...狭(せま)いと汚穢(きたなさ)とは我慢するとしても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...終わりまで我慢するのが容易ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なるべく最小労力でとにかく見られる程度のことで我慢することにした...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...真鍮相当の侮蔑(ぶべつ)を我慢する方が楽である...
夏目漱石 「それから」
...多少腰を曲(かが)めて窮屈な思をするぐらいは我慢するつもりであった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その時は三両で我慢するんだぞお通坊...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時は三兩で我慢するんだぞお通坊...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「暫らく我慢するんだ」丁度誂えたような床柱...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は厭でも応でも食慾を次ぎの機会まで我慢するより他はなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...これらを我慢するとしても...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...腕を抱へてじつと我慢する以外にはどうしやうもないのだ...
北條民雄 「重病室日誌」
...歯をくいしばってでもジイッと我慢するンでなくっちゃ...
正岡容 「寄席」
...そんな高尚な哲学上の格言がいったい何になる? 我々が享楽することも我慢することもできないような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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