...自分の王としての特権を少しでも減して持つてゆくと云ふ事は我慢がならないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...若い女王はその新らしく出来た翅を動かしたくて我慢がならないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どうしてもこの家族の人達と一緒に生活することは我慢がならないと云ふ事だけは不断よりも一層強く感じられた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...なぜ同行の大使館員二人には染(うつ)らないのでしょう! これでは殿下は死んでも死に切れません! いいや殿下は我慢なさっても我々印度人にはもう我慢がならないのです」途端に並いる印度人一同の間から歔欷(すすりなき)の声が洩(も)れた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...あの不必要な悪ふざけだけは我慢がならないということ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...とても我慢がならないし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...なんとしても我慢がならない男だったのであるが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...長老ですら我慢がならないような笑い声をあげてしまったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「おれはもう我慢がならない...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...どうにも我慢がならない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勝負事をするのは我慢がならない」「…………」「他の事と違って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の姿を見ることは妹にはまだ我慢がならないのだし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...いかな私も我慢がならないんだ...
三好十郎 「樹氷」
...どこもたいてい劣悪で我慢がならない)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...護送使には我慢がならない...
吉川英治 「私本太平記」
...……今じゃもう我慢がならない――飲まずにゃいられなくなっちまったのさ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...もう我慢がならないわ」と...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索