...君も亦あざみ給ふか我君よ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「よそ人のあざむが如く」
...「我君、だいぶお頭(つむ)が伸びましたやうでございますが……」家来がかう言つてそれとなく催促しても、殿様は余程気軽な時でないと、滅多に月代を剃らうとは言ひ出さなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...「我君、お危うございます...
薄田泣菫 「茶話」
...我君の春をめでたく迎えたというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...我君(わがきみ)!我子(わがこ)の追放(つゐはう)を歎悲(なげき)の餘(あま)りに衰(おとろ)へて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...As Sir Gawaine, one of the knights, was gazing idly out of the window, he saw the three men approaching, and he went to the King and said: “Sire, go now to your dinner, for here comes the adventure.”(譯)勇士の一人サー、ガウェーンが譯けもなく(idly)窓より外を眺めて居たが、三人の近づき來るを見、王の許に行つて云つた、『我君、今日の珍しきこと出で來ましたれば(for here comes the adventure)いざ晝食に行かせられよ...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...“Sir King, God thank you, I have now been twelve months and a day in your kitchen and now I will ask my two gifts.”“With all my heart,” said the King.(譯)『我君...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...今、我君の跡を追ひ、更に他將を醒ますべし、槍の名將、勇猛のチュウデーデース、オヂュシュウス、又足速き*アイアース、又ピュウリュウスの*勇武の子...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我君眠(ねむ)りませ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...旦那たり我君様たる神様に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...西貝は久我のほうへ顎をしゃくって、「こちらは、久我君...
久生十蘭 「金狼」
...「おい、久我君、待ってるぞ...
久生十蘭 「金狼」
...願はくは足を強くし顔を焦して昔の我君にはあらざりけりと故郷人にいはれ給はん事を...
正岡子規 「かけはしの記」
...且つ日本人はみな皇民なれば天子を我君といふ...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...(コトコトと足音)ああ久我君...
三好十郎 「鈴が通る」
...結構な御意……我君は御名君...
夢野久作 「名君忠之」
...願わくば我君よりも...
吉川英治 「黒田如水」
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