...10.強慾者や我利々々亡者は他人をも彼等に對して業慾にし利己的にならせ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...我利我利...
太宰治 「女の決闘」
...水がありすぎて!人間の我利...
種田山頭火 「松山日記」
...好んでおのれを賛美しおのれを愛する我利冷酷な徳操の化身とも言うべき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕は一片の愛情もないエゴイストで卑怯者で我利々々亡者だということになる...
豊島与志雄 「狸石」
...神名帳に出雲國出雲郡に都我利ノ神社あり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...都我利とも音近くなるべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...南米には富と物資を覘う我利我利が走(は)せつけた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...大部分は我利我利の奸譎(かんけつ)な商人ばかりだが)次の二つの型の人間を見出すことがある...
中島敦 「光と風と夢」
...利己主義の我利々々亡者で...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...我利々々亡者(がりがりもうじゃ)連(れん)が他の者の事業を妨害(ぼうがい)したり...
新渡戸稲造 「自警録」
...実にもう何とも彼とも云ひやうもない我利々々亡者ばかりで...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...自分独りよければそれで満足だと人の迷惑も思わず我利な行いをなし...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...要するに人民の愛国心を滅却するのはなはだしきは、我利一偏の神職、官公吏の合祀の遣り方なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...我利これ(つと)め...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...全国各地方から拾い上げて来た我利我利亡者(がりがりもうじゃ)ばかりじゃないか...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...また開港場の我利我利人種も...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...世の中の我利(がり)我利武者が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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