...廿四日、戊戌、将軍家和田左衛門尉義盛の家に入御、御儲甚だ丁寧なり、和漢の将軍の影十二鋪を以て、御引物と為すと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...頃は正月廿七日の戌の時の事なれば...
太宰治 「右大臣実朝」
...この戊戌(ぼじゅつ)政変の悲劇をよそにして...
太宰治 「惜別」
...予(蒲松齢(ほしょうれい))は庚戌(こうじゅつ)の歳(とし)...
田中貢太郎 「蓮香」
...そのうち一番先に戌刻(いつつ)半(九時)頃伝吉の家の灯が点いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...店が閉ってから――戌刻(いつつ)半(九時)自分でございました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時はもう戌刻半(いつゝはん)過ぎだつたでせう」お徳はまた奔流(ほんりう)のやうに捲(まく)し立てます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鍬(くは)の耳から戌亥(いぬゐ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お近が行つて佛樣の伽(とぎ)をしたのは戌刻(いつゝ)(八時)から亥刻(よつ)(十時)迄の間だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから戌刻半(いつゝはん)(九時)過ぎに一度...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜中裏木戸からは入れないわけだね」「戌刻(いつゝ)(八時)には潜りの大海老錠(えびぢやう)をおろします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう戌刻(いつゝ)過ぎの時刻を考へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...茶山が甲戌に江戸に再遊した時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丙戌の暮春に終つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...戌(いぬ)の下刻(げこく)風...
吉川英治 「新書太閤記」
...北門の戌亥口(いぬいぐち)に配するに...
吉川英治 「新書太閤記」
...『申し上げまする』綱吉も戌年(いぬどし)生れなら、柳沢出羽守も、戌年だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...約束の戌の下刻は...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索