...古來天狗道と呼んで少からず人の懼るゝ處である...
泉鏡花 「遺稿」
...慕うべくして又懼るべき来世を前に控えて聖書殊に新約聖書は書かれたのである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...活ける神の手に陥るの懼るべきを知り...
内村鑑三 「聖書の読方」
...身と霊魂(たましい)とをゲヘナにて滅し得る者をおそれよ」この場合の「懼る」は...
太宰治 「トカトントン」
...青年は懼(おそ)る懼る答えた...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...トロイア人は皆懼る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...侯の甚だ懼るゝ所なるをや星除名論は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯の甚だ懼るゝ所なるをや星除名論は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その懼るるを俟つなり〉とある...
南方熊楠 「十二支考」
...鷹に敵する鳥はない橿鳥とても児で足らぬ時は自分も鷹の餌となるを懼るるんだと言い囃す...
南方熊楠 「十二支考」
...牛は死を聞いて太(いた)く懼るがために忍びず...
南方熊楠 「十二支考」
...けだし諸公預(あらかじ)め禍(わざわい)の及ぶを懼るるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...久慈はどんなことが頭に流れて来ても懼るるに足らぬと思い...
横光利一 「旅愁」
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