...俺は此の如き醜い心を悉く對手の前に懺悔する事が出來るかどうか自分自身に訊いて見た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その小さいものは――對手から恕して貰へさうなものは――十分に否定の誠を盡して之を懺悔する事も出來よう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...日記に書くのも要するに自分自身の前に懺悔する事ではないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...お前には如何なる意味に於いても自分の醜さを懺悔する資格があるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それに触れたものがあるならば告白懺悔する...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...声を出して懺悔することが許されておるのでございますか? 昔の上人様(しょうにんさま)たちが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ハイネは公衆の面前で懺悔する人間のことを論じたのだが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それを公衆の前で懺悔すると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...懺悔者の姿懺悔するものの姿は冬に於て最も鮮明である...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...いちばん重い罪を懺悔するのですよ」...
平林初之輔 「悪魔の聖壇」
...もとよりみずから懺悔するところなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...『ビアがその子に懺悔する処』は芝居にならぬといふので私はむつとしてその原稿を取り返した...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...懺悔する教え子の姿ではない...
松永延造 「職工と微笑」
...おれは懺悔する」と大力(たいりき)のコンプルーが...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...自己を懺悔する言葉のうちにいかに容易に他に対してかえって自己を誇示する心が忍び込み...
三木清 「親鸞」
...かくして彼は時には懺悔することもあるであろう...
三木清 「親鸞」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...(b)わたしは敬虔な気持で自分にむかって懺悔する時...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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