...そこには昼と夜ほどの懸隔(けんかく)を見出す事であろうと思われる位だった...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...頭腦の活動の精不精に大した懸隔があるもので...
石川啄木 「二筋の血」
...そして自分達のそれに思ひくらべるとき其処に大いなる懸隔を見出す...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...しかも生活程度は甚しく懸隔を生じ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...映画に現われる「機械」の真実不真実による価値の懸隔である...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...そうでない国民とが自然というものに対する観念においてかなりに大きな懸隔を示しても不思議はないわけであろう...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...全く時間の懸隔(けんかく)なく深くわが胸底(きょうてい)に浸(し)み入りて常に親密なる囁(ささや)きを伝ふる所以(ゆえん)けだし偶然にあらざるべし...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...先(ま)づその懸隔の甚(はなは)だしきに驚かずんばあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...三十の人を見れば大変に懸隔があるように思いながら...
夏目漱石 「思い出す事など」
...自分と兄とは常にこのくらい懸隔(かけへだて)のある言葉で応対するのが例になっていた...
夏目漱石 「行人」
...優劣のしかく懸隔(けんかく)せざる多数の天才(もしくは人才)の集合努力によって進歩しつつある...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...けれども乞食と彼との懸隔(けんかく)は今の彼の眼中にはほとんど入(はい)る余地がなかった...
夏目漱石 「明暗」
...」警部は俺の声名と風采とが余りに懸隔があると思つたらしかつた...
平出修 「畜生道」
...考えて見れば笑う我と笑われる人と余り懸隔のない身の上...
二葉亭四迷 「浮雲」
...関との業績上の懸隔はさまで著しくないことが知られたであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...あまりにも普通人と懸隔のある高貴さに驚いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其齢(よはひ)の懸隔は甚だ大くはなかつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もし社会に上下の反目や貧富の懸隔が生じるなら...
柳宗悦 「工藝の道」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
