...その戦力甚だしく懸隔ある両国の間には勿論容易に決戦戦争となるのは当然である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そして自分達のそれに思ひくらべるとき其処に大いなる懸隔を見出す...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...学識ともに数等の懸隔あるを痛責して...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...そして相互の人格・才幹・技倆・能力・体力に非常なる懸隔があって...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...たちまち他の諸国との文明の懸隔が増して...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...貧富の懸隔に対する不平の念が増進する...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...その間にいちじるしい懸隔のあることがただちに知れる...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...富者と貧者のはなはだしい懸隔(けんかく)...
田山花袋 「田舎教師」
...見る人の眼のつけ処でその価値にかなりの懸隔を生じるのである...
寺田寅彦 「学位について」
...この懸隔はさらに著しくなる...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...しかしてたといかくのごとくその懸隔あるももって天を尤(とが)むべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...年を取ったものと若いものの間には到底一致されない懸隔(けんかく)のある事をつくづく感じた...
永井荷風 「すみだ川」
...三十の人を見れば大変に懸隔があるように思いながら...
夏目漱石 「思い出す事など」
...大いなる懸隔のあることを知つた...
森林太郎 「高瀬舟」
...國家の制度は此懸隔が大きくならぬやうに調節して行くべきである...
森鴎外 「古い手帳から」
...これらのものは彼我のあいだに甚(はなは)だしい懸隔がある...
山本周五郎 「新潮記」
...甚だしく懸隔(けんかく)していることが...
吉川英治 「新書太閤記」
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