...男女の間に尊卑の懸隔あり(女尊男卑)...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...そのこれを東洋に比して大いに懸隔するところあるは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...終に貧富の懸隔が甚だしくなり...
丘浅次郎 「人類の将来」
...今後は貧富の懸隔が益々甚だしくなり...
丘浅次郎 「人類の将来」
...しかも生活程度は甚しく懸隔を生じ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この懸隔はさらに著しくなる...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...以上の比例の懸隔は...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...道太は何をするともなしに、うかうかと日を送っていたが、お絹とおひろの性格の相違や、時代の懸隔や、今は一つ家にいても、やがてめいめい分裂しなければならない運命にあることも、お絹が今やちょうど生涯の岐路(わかれみち)に立っているような事情も、ほぼ呑みこめてきた...
徳田秋声 「挿話」
...昼夜の懸隔(けんかく)する程...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あまりに大なる懸隔があった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あまりに距離の懸隔(けんかく)の甚(はなはだ)しい父と母の前に黙然(もくねん)としていた...
夏目漱石 「こころ」
...闊達(かったつ)な叔父とはよほどの懸隔(けんかく)がありました...
夏目漱石 「こころ」
...してみると階級が違えば種類が違うという意味になってその極はどんな人間が世の中にあろうと不思議を挟(はさ)む余地のないくらいに自他の生活に懸隔(けんかく)のある社会制度であった...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...その懸隔(けんかく)の甚(はなは)だしいのに驚ろいた...
夏目漱石 「門」
...もし社会に上下の反目や貧富の懸隔が生じるなら...
柳宗悦 「工藝の道」
...これらのものは彼我のあいだに甚(はなは)だしい懸隔がある...
山本周五郎 「新潮記」
...懸隔(かけへだ)てがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...余りな懸隔(けんかく)に...
吉川英治 「新書太閤記」
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