......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...男女の間に尊卑の懸隔あり(女尊男卑)...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...たちまち他の諸国との文明の懸隔が増して...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...その間にいちじるしい懸隔のあることがただちに知れる...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...映画に現われる「機械」の真実不真実による価値の懸隔である...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...昼夜の懸隔(けんかく)する程...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...全く時間の懸隔(けんかく)なく深くわが胸底(きょうてい)に浸(し)み入りて常に親密なる囁(ささや)きを伝ふる所以(ゆえん)けだし偶然にあらざるべし...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...どう考えてもこの懸隔(かけへだ)った二つの現象に...
夏目漱石 「思い出す事など」
...あまりに距離の懸隔(けんかく)の甚(はなはだ)しい父と母の前に黙然(もくねん)としていた...
夏目漱石 「こころ」
...彼の現在の状況とこれからどうしても辿りつかなければならない目標との間の懸隔の激しさに彼は呆然としてしまった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...自分も八の宮夫人と家柄の懸隔のあるわけではない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あまりにも普通人と懸隔のある高貴さに驚いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大いなる懸隔(けんかく)のあることを知った...
森鴎外 「高瀬舟」
...己は此時鳩と鴎との懸隔に心附いて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...年齢の懸隔もはなはだしいというほどではない...
森鴎外 「安井夫人」
...余りにも今は身分の懸隔(けんかく)がありすぎる...
吉川英治 「新書太閤記」
...余りな懸隔(けんかく)に...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??