...彼は塗墻に馬を乗り懸くるをも辞せざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...と行懸くるを、「待て、待て...
泉鏡花 「活人形」
...再び件(くだん)の穴に入り冥途(よみじ)を歩みて壇階子に足踏懸くれば月明し...
泉鏡花 「活人形」
...和手(やはて)懸くべき肩ありや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...猶(なほ)ぐづ/\に埋窟(りくつ)を云ひ懸くるにも頓着せずに...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...虹は天王クロニオーン言鮮けき人間に*徴(しるし)と爲して雲に懸く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いやさきに彼は懸く兵車競ひの賞の品...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に激しき*拳鬪の競技の上に賞を懸く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...皆々能(よく)心懸くべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...見ッとも無いなと不意に聲を懸くる者のあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...家作は窓多くして風の通暢りよく明るきように心懸くべし...
福澤諭吉 「養生の心得」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...今もこの辺で元三大師の手印などを門上に懸くる...
南方熊楠 「十二支考」
...舜招諫の鼓を懸く〉とあれど出処を示さず...
南方熊楠 「十二支考」
...果して豕を螫し殺すか試(ため)さんと心懸くるも...
南方熊楠 「十二支考」
...気に懸くるには及ばぬ...
吉川英治 「源頼朝」
...それだけに何處かへ出かけ度い欲望も盛んに燃えてゐたので思ひ切つて出懸くる事にした...
若山牧水 「水郷めぐり」
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