...と異(おつ)にからんで言懸くれば...
泉鏡花 「活人形」
...と二人斉(ひと)しく問懸くれば...
泉鏡花 「活人形」
...と行懸くるを、「待て、待て...
泉鏡花 「活人形」
...和手(やはて)懸くべき肩ありや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...猶(なほ)ぐづ/\に埋窟(りくつ)を云ひ懸くるにも頓着せずに...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...虹は天王クロニオーン言鮮けき人間に*徴(しるし)と爲して雲に懸く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大王更に肩の上、柄にはあまたの黄金の鋲燦爛と光る劔、投げ懸く、鞘は白銀を 30材とし、幾多黄金の締輪によりて飾られぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いやさきに彼は懸く兵車競ひの賞の品...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...825*ペーレーデースやがて又鑄鐵の球賞に懸く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...皆々能(よく)心懸くべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...見ッとも無いなと不意に声を懸くる者のあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
......
前田普羅 「普羅句集」
...今もこの辺で元三大師の手印などを門上に懸くる...
南方熊楠 「十二支考」
...その報酬として鶏を殺し門戸に懸くるというので...
南方熊楠 「十二支考」
...舜招諫の鼓を懸く〉とあれど出処を示さず...
南方熊楠 「十二支考」
...「母屋(もや)の中柱にそばめる人や我が心懸くる」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...それだけに何處かへ出かけ度い欲望も盛んに燃えてゐたので思ひ切つて出懸くる事にした...
若山牧水 「水郷めぐり」
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