...彼は塗墻に馬を乗り懸くるをも辞せざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...と行懸くるを、「待て、待て...
泉鏡花 「活人形」
...と呼懸くれば、答は無くて、「赤城様...
泉鏡花 「活人形」
...和手(やはて)懸くべき肩ありや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...虹は天王クロニオーン言鮮けき人間に*徴(しるし)と爲して雲に懸く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いやさきに彼は懸く兵車競ひの賞の品...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に激しき*拳鬪の競技の上に賞を懸く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...皆々能(よく)心懸くべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...毅堂先生絶句三幅を懸く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...其水形垂簾を懸くが如し...
長塚節 「草津行」
...追い懸くる冥府(よみ)の神を...
夏目漱石 「虞美人草」
...見ッとも無いなと不意に声を懸くる者のあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...見ッとも無いなと不意に聲を懸くる者のあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...故に人々身分惣應に成丈善き食餌を心懸くべし...
福澤諭吉 「養生の心得」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...欧州では古英国のサー・ベヴィス・オヴ・ハムプタウンがダマスクスの土牢を破り逃ぐる時追い懸くるサラセン軍の猛将グラウンデールを殺し...
南方熊楠 「十二支考」
...舜招諫の鼓を懸く〉とあれど出処を示さず...
南方熊楠 「十二支考」
...「母屋(もや)の中柱にそばめる人や我が心懸くる」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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