...彼は懶惰だから、いつも仕事を遅らせてしまう...
...勉強せずに懶惰に過ごすのは損だと思う...
...懶惰な生活を送っていると、健康にも悪い影響がある...
...懶惰な人生はつまらないと思う...
...社会人として、懶惰な態度は避けたい...
...10夢想の家は疊に寢そべる者の懶惰なる安逸を拒まない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...無意識の奧に底力を持たぬ者が自己の懶惰を正當とする申譯ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我等の懶惰の故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...密室の中に在りて神と交通する宗教家の生活は飮酒喫煙と種類を等しくする懶惰の生活である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...性来の狷介と懶惰とズボラとが文壇にも累をなし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...これは懶惰(らんだ)な勉強をしない人の口実にするところであるが...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...パンヤのやうにふはふはと舞ひたつ懶惰(らんだ)はその馬の繋木(つなぎ)となつてうづくまり...
大手拓次 「藍色の蟇」
...彼らの愛すべき懶惰な心は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はただ閑散なるままに懶惰な生活をして時を過した...
豊島与志雄 「囚われ」
...これは自分が性來の懶惰なるに因るのであるが...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...あたかも彼が密かに懶惰に耽る自分の家の楽しい煖炉棚(レジャンカ)か...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...然るに極めて懶惰無頼なる市井の一文人たる私は明治初世の持凶器強盗清水定吉がのちにその情人たりし五分珠のお藤との最初の出会の舞台面としてのみ...
正岡容 「山の手歳事記」
...彼等は常に懶惰であり...
三好達治 「測量船」
...駄々で懶惰(らんだ)で底意地がわるい...
吉川英治 「剣の四君子」
...懶惰放縦(らんだほうじゅう)な生活から一躍して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほとんど忘れ去るにまかすといった懶惰(らんだ)なんです...
吉川英治 「随筆 新平家」
...懶惰(らんだ)の肉を蝕(むしば)まれて生く...
吉川英治 「宮本武蔵」
...懶惰(らんだ)な人間のそれとはまったく違う...
吉川英治 「宮本武蔵」
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