...彼は懶惰だから、いつも仕事を遅らせてしまう...
...勉強せずに懶惰に過ごすのは損だと思う...
...懶惰な生活を送っていると、健康にも悪い影響がある...
...懶惰な人生はつまらないと思う...
...社会人として、懶惰な態度は避けたい...
...春は花に秋は月にこの神聖なる神の職工場(しょくこうじょう)(God's Task-garden)を以て一つの遊戯場と見做(みな)す懶惰(らいだ)男女の指頭(ゆびさき)と襟とに光沢を加えむためにか...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...基督教は貧者を慰さむるに仏教のいわゆる「万物皆空(ばんもつみなくう)」なる魔睡的(ますいてき)の教義を以てせず、基督教は世をあきらめしめずして世に勝たしむるものなり、富めると貧なるとは前世の定(さだめ)にあらずして今世における個人的の境遇なり、貧は身体の疾病と同くこれを治する能(あた)わずんば喜(よろこん)で忍ぶべきものなり、我の貧なるもし我の怠惰放蕩より出しものなれば我は今より勤勉廉節を事とし投費せし富を回復すべきなり、天は自己を助くるものを助く、如何(いか)なる放蕩人といえども、如何なるなまけ者といえども、一度翻(ひるがえ)りて宇宙の大道に従い、手足を労し額に汗せば、天は彼をも見捨てざるなり、貧は運命にあらざれば我ら手を束(つかね)て決してこれに甘(あまん)ずべきにあらず、働けよ、働けよ、世界に存する貧の十分の九は懶惰より来ることを記憶せよ、また正直(せいちょく)なる仕事は如何に下等なる仕事といえども決して軽(かろん)ずるなかれ、何をも為さざるは罪をなしつつあるなり(Doing nothing is doing ill)、人を欺き人を殺すのみが罪にあらざるなり、懶惰も罪なり、時を殺すも罪なり、富は祈祷のみに依て来らず、働くは祈るなり(Laborare est orare)、身と心とを神に任(まか)せ精々(せいせい)以て働きて見よ、神も宇宙も汝を助け汝の労力は実(みの)るぞかし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...私は極めて懶惰(らんだ)な帝国大学生でありました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...認識の一等幼稚な或いは一等懶惰な場合に他ならない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...小娘めいた懶惰(らんだ)さをそれに交えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何等の秩序もなく懶惰不潔なることを知らしむ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...懶惰卑猥(らんだひわい)な生活がかえって修飾なき人生の幸福であるようにも考えられている...
永井荷風 「ひかげの花」
...わたしは獸(けだもの)のやうに靴をひきずりあるいは悲しげなる部落をたづねてだらしもなく懶惰(らんだ)のおそろしい夢におぼれた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...懶惰最も極めたり...
萩原朔太郎 「氷島」
...ともすれば懶惰(らんだ)に...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...その蛙は貪慾、蛇は嫉妬、山羊は不貞、獅は瞋恚、孔雀は虚傲、亀は懶惰、豕は大食を表わす(『ノーツ・エンド・キーリス』九輯六巻一三六頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...2595これから高尚な懶惰(らんだ)の価値を分からせて上げる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は宗教の真理に懶惰(らんだ)であったのではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...天が自分らの懶惰(らんだ)を誡(いまし)むるものであると思って...
吉川英治 「三国志」
...三郎は懶惰(らんだ)の性らしい...
吉川英治 「私本太平記」
...懶惰放縦(らんだほうじゅう)な生活から一躍して...
吉川英治 「新書太閤記」
...決して懶惰(らんだ)ではございません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何たる懶惰(らんだ)な...
吉川英治 「宮本武蔵」
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