...図々しくも革命党に入って来た罪を懲らしめてやりたくなって溜らなくなったが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...手にはかつて阿Qを懲らしめたステッキを持って...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...俺は暗闇を幸に悪事をする奴を懲らしめるために...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...私にお加えあそばした邪悪の懲らしめとしては...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一つ懲らしめのために殴つてやらうと思つて杖をふりあげたがやりそこなつた(飼主の床屋さんは責任廻避のために飼主ではないと解りすぎる嘘をいつてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...「こんな奴はひどく懲らしめておくが至当だ...
豊島与志雄 「電車停留場」
...うんと腹にしみるように懲らしめておいたら...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...手遅れにならんうちに懲らしめておかんと...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...少しばかり懲らしめて突っ放してやるつもりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ懲らしめのため...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...祖母はゆうべの夫への懲らしめがうまく利(き)いてくれればいいがと心に祈りながら...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...打つなり斬るなり思う存分にして懲らしめよ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...もし今晩飲んだくれていたら、懲らしめて、残りの人生をたたってやる」小男の声がキンキンして耳に触った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...フィールドが懲らしめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...それを懲らしめるとか抑制するとかいふことは却つて有害なのです...
室生犀星 「帆の世界」
...朝輓具をつける時にずらかる犬を懲らしめさせる矜恃であつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...汝を懲らしめてやるからそう思え」眼は百錬の鏡にも似...
吉川英治 「三国志」
...懲らしめにな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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