...手にはかつて阿Qを懲らしめたステッキを持って...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...わたしに敬意を表さないものを懲らしめてやるつもりだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼の高慢を懲らしめるために...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...無礼な音楽家を懲らしめてやろうと牒(しめ)し合わせていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「こんな奴はひどく懲らしめておくが至当だ...
豊島与志雄 「電車停留場」
...うんと腹にしみるように懲らしめておいたら...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...手遅れにならんうちに懲らしめておかんと...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...拙者から懲(こ)らして済むものならば懲らしめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...身の皮を剥いで懲らしめるの手段と見えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...懲らしめのために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いよいよ懲らしめのため...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...思ひきり懲らしめてやることぢや!官権(おかみ)の力がどんなものか思ひしらしてやることぢや! そもそも村長たる者は皇帝(ツァーリ)からでなくて誰から任命されてゐると思ふとるのぢや? あとで他の奴らも懲らしめて呉れよう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...祖母はゆうべの夫への懲らしめがうまく利(き)いてくれればいいがと心に祈りながら...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私を不當(ふたう)に懲らしめる人に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...時機が来たら懲らしめてやります」第三十三章 挑戦者大奥様が涙ながらに微笑まれた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...思ふに我らの力わざに耽(ふけ)りていと誇りがほなるを片腹痛しとてかくは懲らしめ給ひたるものにぞあるらめといへば...
正岡子規 「俳諧大要」
...よって懲らしめのため神社跡地の樹林を伐り尽さしめんと命ぜしも...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...今やバックが彼等を懲らしめて紀律を守らせることにとりかかると...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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