...彼女は高踏的な態度をとっている...
...高踏的な発言が多く、周りを困らせている...
...高踏的な態度をとる人には近寄りがたいと感じる...
...高踏的な態度を改めるように注意を促した...
...彼の高踏的な言動に嫌悪感を持っている...
...新発表の探偵小説は従来曾(かつ)て無かりし高踏的のものならざるべからずと叫んでいる...
海野十三 「軍用鼠」
...その従来の高踏的な君臨の王座から引き降ろし...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...あれ程審美的・唯美的・な本質であった処の高踏的な「精神」――文化――は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...こういう高踏的インテリゲンツが存在出来る余裕範囲は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その高踏的に独自な解釈である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一種皮肉な口吻で高踏的な答をした...
戸坂潤 「読書法」
...そして高踏的な自由なものであることか...
豊島与志雄 「春」
...かなり高踏的な性格をもっているようである...
中谷宇吉郎 「テレビの科学番組」
...変に高踏的な彼の態度をどうする事もできなかったのです...
夏目漱石 「こころ」
...一方その高踏的な理想主義と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...芸術的で高踏的で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...内容と働きとの分化した方面は發達の派生的上層であると共に、「生」に對し一層間接的、高踏的であり、weniger lebendig であるに對し、感情方面は吾々の精神生活の der lebendige Untergrund をなすものである...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...全く高踏的で謂わば陶器的な美観ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかもゆったりした高踏的な歩みに依って表現されていた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...我々から見て二人の友愛が甚だ高踏的に見えるのはそのためである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鬼(き)沈(しず)んだスバラシイ高踏的な気分だけでも味わいたいものだというので...
夢野久作 「狂人は笑う」
...高踏的に讀者に與へるとか...
吉川英治 「折々の記」
...秋成や西鶴などの高踏的なものより...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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