...その当に破るべきを破つて寸毫の遺憾を止めざるは殆どサムソンの指動いてペリシデのマツチ箱のつぶるるに似たり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...乃ちこの境の妙諦(めうてい)を教へて実に遺憾なし...
石川啄木 「閑天地」
...遺憾ながら承服できなかった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...日本の現時の教育家や宗教家がこれらの科学的知識を欠くため渠(かれ)らの手に成る救済事業が往々無用の徒労に終るを遺憾とし...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...千客万来に備えて遺憾なきようにしたいと希望するのも...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...諸子が修學の助けとして遺憾甚だ多し...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...宛ながら足の四本に止まるを憾(うら)むが如く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...然(しか)れども児なお憾(うらみ)あり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...なんの遺憾があります? 私たちの現在の心境は...
永井隆 「長崎の鐘」
...閨房中のことについて何か今の奥さんに遺憾な点があるのだといって...
中島敦 「狼疾記」
...遺憾ながら、それはどうもそのとおりらしい...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...此所(こゝ)で君(きみ)の顏(かほ)を見(み)ないのは遺憾(ゐかん)だから...
夏目漱石 「門」
...だが、もしこの申出を拒絶なされば、遺憾ながら、暁を待たずに城内へ殺到し、嬰児(あかご)の果てにいたるまで、一人残らず殺して廻るだけだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...その点は平素非常に遺憾に思っている...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...この日ごろ日本の新聞としての公器性が失われていることを遺憾に思っている真面目な人々は...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...文学をもって生涯の仕事としているものにとっての云いつくせぬ遺憾があるわけですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...思うことを直接お話しできないのを遺憾に思っています」というのが父の大臣から玉鬘へ伝えさせた言葉であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遺憾ながら秀吉の精鋭の駸々(しんしん)たる攻勢に利があって...
吉川英治 「新書太閤記」
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