「憾」の意味
心に残る悔い
小説での「憾」の使い方
...或は聊(いささ)か彼等の職に忠過ぎる憾(うら)みさへあるかも知れない...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...個性は無意味な用材の為めに遺憾なく押しひしがれて...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...君が赤裸々で乞食をして郷國(くに)へ歸るといふのは、無論遺憾な事だ、然し外に仕方が無いのだから、僕も賛成する...
石川啄木 「雲は天才である」
...それを大いに遺憾に感じないわけにはゆかないのです...
石原純 「關孝和」
...この忠告を受けた時の二葉亭の胸中万斛(ばんこく)の遺憾苦悶は想像するに余りがある...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...味が平均せぬ憾みがあった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...才能の素直に発せざる憾(うら)みあった...
太宰治 「川端康成へ」
...遺憾ナガラマッスグトハ云イニクイ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...憾むらくはゲルトがない(殊に同宿の煩はしさがないのがうれしい)...
種田山頭火 「行乞記」
...こういう研究がいつもいつも異端視されやすいのは誠に遺憾なことである...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...世界の信者が其信仰を遺憾(いかん)なく実現したら...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...実際問題になると徹底されていないことは遺憾だ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼のように天分のある作曲家が天職でもない方面に迷い込むのは遺憾だという旨を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遺憾(いかん)ながら...
夏目漱石 「こころ」
...此所(こゝ)で君(きみ)の顏(かほ)を見(み)ないのは遺憾(ゐかん)だから...
夏目漱石 「門」
...武装した兇徒に捕禁されたという事実を一般に知らしめることははなはだ遺憾であるばかりでなく...
久生十蘭 「魔都」
...「憾んでゐるはよう! うちのお母さんが――」「貴様も好く似てゐるな...
牧野信一 「鏡地獄」
...近代ドイツがその事実を理解しようとしないのは遺憾であると云っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
