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饗庭篁村 「木曾道中記」
...憮然とした顔つきで腕組みをした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...金殿玉楼の大政庁のことなどわかろうはずがない」そういって憮然とした面持を見せた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どんなに苦しんでることか」慷堂は憮然(ぶぜん)たる表情で...
高見順 「いやな感じ」
...影が薄くなったろう」私は憮然(ぶぜん)として痩(や)せた両頬を撫でて見た...
近松秋江 「うつり香」
...私は憮然として丹那トンネルの困難を説いて...
中井正一 「支部図書館三周年に寄せて」
...そうでしたか」兵馬は憮然(ぶぜん)としてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...両士は相顧みて憮然(ぶぜん)たるものがありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...小野さんは憮然(ぶぜん)として咳の終るを待つ...
夏目漱石 「虞美人草」
...知りもしないくせに」三四郎は憮然(ぶぜん)としていた...
夏目漱石 「三四郎」
...そういつまでも引張る訳にも参りませんから」と妻君は憮然(ぶぜん)としている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「僕は知ってますよ」ウージェーヌは憮然として答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...Rに対して決して思ひ切つたことの云へぬ自分の意久地なさのみが省みられて憮然たるばかりなり...
牧野信一 「病状」
...おれは憎い」憮然(ぶぜん)として...
吉川英治 「江戸三国志」
...憮然(ぶぜん)として...
吉川英治 「三国志」
...案外なことであった……」憮然としていうと...
吉川英治 「三国志」
...憮然(ぶぜん)と呟(つぶや)いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...憮然(ぶぜん)としながら...
吉川英治 「親鸞」
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