...職業の問題があったのかも知れないな」栄介は憮然として顴骨(かんこつ)のあたりを押えた...
梅崎春生 「狂い凧」
...憮然(ぶぜん)として坐っていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...金殿玉楼の大政庁のことなどわかろうはずがない」そういって憮然とした面持を見せた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...安重根 (憮然と)何だ...
林不忘 「安重根」
...「何を聞きたいのだ」竜之助は憮然(ぶぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...竜之助は憮然(ぶぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...憮然(ぶぜん)としてそれに従う...
中里介山 「大菩薩峠」
...今晩はたれもこっちの別邸にはいやしませんよ」兵馬は憮然(ぶぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...憮然(ぶぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...「僕は知ってますよ」ウージェーヌは憮然として答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...真名古は憮然としたようすで...
久生十蘭 「魔都」
...領主のビンセント卿だけが椅子に憮然(ぶぜん)と座っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...又四郎は憮然(ぶぜん)として...
山本周五郎 「百足ちがい」
...彼は憮然(ぶぜん)として...
山本周五郎 「百足ちがい」
...そうとは知らなんだ」憮然として...
吉川英治 「私本太平記」
...憮然(ぶぜん)たるばかりでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...憮然(ぶぜん)とした...
吉川英治 「親鸞」
...お千絵は泣きはれた目を――鴻山は憮然(ぶぜん)とした腕ぐみを――また万吉は魂を抜かれたような哀別を――みな茫然と下りてゆく影へ送っていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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