例文・使い方一覧でみる「憫」の意味


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...自己の進路に迷ふ樣な先輩は憐に堪へない...   自己の進路に迷ふ樣な先輩は憐憫に堪へないの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...自己憐は弱者の事である...   自己憐憫は弱者の事であるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...葉子はまた妹たちが言わず語らずのうちに生徒たちから受けねばならぬ迫害を思うと不(ふびん)でもあった...   葉子はまた妹たちが言わず語らずのうちに生徒たちから受けねばならぬ迫害を思うと不憫でもあったの読み方
有島武郎 「或る女」

...しょんぼりと悄(しお)れていた不(ふびん)な民さんの俤(おもかげ)...   しょんぼりと悄れていた不憫な民さんの俤の読み方
伊藤左千夫 「野菊の墓」

...れと思ふ事も度々あつた...   憫れと思ふ事も度々あつたの読み方
鈴木三重吉 「金魚」

...あれよりも可(かあい)そうなのは私だよ...   あれよりも可憫そうなのは私だよの読み方
薄田泣菫 「艸木虫魚」

...不(ふびん)げらに...   不憫げらにの読み方
太宰治 「雀こ」

...皮肉な憐(れんびん)の言葉をそばの人たちとかわしながら喧嘩(けんか)を見守(みまも)ってる姫の姿が...   皮肉な憐憫の言葉をそばの人たちとかわしながら喧嘩を見守ってる姫の姿がの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...老人に対して憐(れんびん)の情を動かした...   老人に対して憐憫の情を動かしたの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...憐の思ひに駆られ...   憐憫の思ひに駆られの読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」

...反つて不(ふびん)ぢやございませんか...   反つて不憫ぢやございませんかの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...不(ふびん)でもあった...   不憫でもあったの読み方
林芙美子 「河沙魚」

...あとの兄弟も不(ふびん)と母親...   あとの兄弟も不憫と母親の読み方
樋口一葉 「大つごもり」

...その鼻先へ出て「行政官は早いですなあ」と俺の顔と官報とを一目で覗き分けをしつつ云つたあいつの顔は「この冷笑と侮蔑と憐とを君に捧げよう」と云はんばかりであつた...   その鼻先へ出て「行政官は早いですなあ」と俺の顔と官報とを一目で覗き分けをしつつ云つたあいつの顔は「この冷笑と侮蔑と憐憫とを君に捧げよう」と云はんばかりであつたの読み方
平出修 「公判」

...もしくは(あわれ)むべき摸倣のわざと解せんとしたのは...   もしくは憫むべき摸倣のわざと解せんとしたのはの読み方
柳田国男 「海上の道」

...そうして私を(あわ)れむように……又は云い訳をするように...   そうして私を憫れむように……又は云い訳をするようにの読み方
夢野久作 「冗談に殺す」

...甲板の上は、昨日まで生命と、歌と、愛とで胸を躍らせてゐたこれらの小鳥の死骸が撒き散らされた‥‥シルストルと他の檣兵等とは濡れ羽をした、黒い、小さなそれらのきれ/″\を集めて、れむ樣子で、彼等の手のなかで、そのきやしやな、青みがゝつた翼をひろげて見た...   甲板の上は、昨日まで生命と、歌と、愛とで胸を躍らせてゐたこれらの小鳥の死骸が撒き散らされた‥‥シルストルと他の檣兵等とは濡れ羽をした、黒い、小さなそれらのきれ/″\を集めて、憫れむ樣子で、彼等の手のなかで、そのきやしやな、青みがゝつた翼をひろげて見たの読み方
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」

...彼女のれな頭は考へもなくなつた...   彼女の憫れな頭は考へもなくなつたの読み方
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」

「憫」の読みかた

「憫」の書き方・書き順

いろんなフォントで「憫」

「憫」の英語の意味


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