...小憩するために車を止めた茶屋で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
......
石川啄木 「一握の砂」
...二十七日の第二囘總會には不取敢再昨の紙上に電報を以て報じたる如く民黨の重鎭大石正巳氏より噴火山的大質問あり舌端火を吐いて政府に肉薄するの活劇を演じ藏相陸相外相の三相亦熱心なる答辯を試みて正午一先づ休憩したる由に候が大石氏質問の要旨に曰く今囘の財政計畫は反て財政の基礎を不鞏固にする者なり...
石川啄木 「雲間寸觀」
...十分ごと位に休憩してゆっくり登った...
梅崎春生 「八ガ岳に追いかえされる」
...あの古道具屋が休憩所みたいになってしまったのだから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...梅雨晴(つゆばれ)の波こまやかに門司(もじ)ヶ関(せき)六月十六日 山陽ホテルに少憩...
高浜虚子 「六百句」
...主ニベンチデ休憩シテ時間ヲツブスニシテイル...
谷崎潤一郎 「鍵」
...はて知らぬ遠き旅に上った身は――木影に憩わず後ろを顧みず...
豊島与志雄 「旅人の言」
...一行と共に一つの茶店に憩いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...精神を憩(やす)めておいて...
中原中也 「散歩生活」
...陸(おか)真近につないで紳士淑女の飛び込みならびに休憩の用に供するために造られたものゆえ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...五時、又休憩...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やっと機会を作れたのは休憩時間になって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...休憩(きゅうけい)の時間で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...又は数奇(すき)を凝した休憩所で辨当を食べて帰る...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...衣脱ぎかえて憩(いこ)うべし」というをあとに聞きなしてしたがい行くに...
森鴎外 「文づかい」
...かういふ人生の道のべの憩ひをもつてゐるせゐかもしれない...
吉川英治 「折々の記」
...老鶯(ろうおう)はその時だけちょっと啼きやんで歌口を憩(やす)めた...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索