...恐らくは凡ての人の心の中にある「普遍を求むる憧憬」の衝動に訴へる外...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...エクスタシイと同時にアンツウジアスムを生ぜしめる動的美に憧れたい...
大杉栄 「征服の事実」
...いつも彼の心の中(うち)には抑へきれない憧憬(しようけい)が波うつてゐた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...僕は再び前世の蛙か田螺に還元(かえ)る憧憬と勇気とを持ち合せている...
辰野隆 「雨の日」
...不可思議な世界への憧憬(どうけい)に似たものを鼓吹したように思われる...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...東京への憧(あこが)れと伸びあがりたい気持に駆られた...
徳田秋声 「縮図」
...青年はとかくシラーに憧憬(あこが)れて...
新渡戸稲造 「自警録」
...われわれ同年代一般の憧憬的人物だったのです...
久生十蘭 「ハムレット」
...それから生ずる一種のとりとめのない憧憬(どうけい)の心とが湧(わ)いてきた...
堀辰雄 「幼年時代」
...私の悲惨な憧憬を弥(いや)が上にもたかぶらせながら...
牧野信一 「鱗雲」
...都の花やかさに憧れて遥々と出かけて来た気の利かない田舎の青年が...
牧野信一 「鏡地獄」
...冒険好きの狩猟家には憧れの眼(まなこ)をもって眺められているところのブロッケンである...
牧野信一 「ゼーロン」
...「憧れの表象」として...
牧野信一 「籔のほとり」
...遊蕩と必然の關係のあるものとして憧憬してゐる傾向があつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼等の遣瀬なき憧れ心を注いでゐる若い男達は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...といつた風にまだ見ぬ數百里外のこの大都會の榮華に憧れて居る情を烈しく私に訴ふるに過ぎないのだ...
若山牧水 「姉妹」
...むしろそれは西方浄土への憧憬として...
和辻哲郎 「鎖国」
...漠然たる予感として存した完全の世界への憧憬は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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