...彼女は憤然とした表情で、彼に向かって怒鳴りました...
...彼の結果に納得できず、憤然とした気持ちが消えなかった...
...彼が憤然とした理由は私にはわからなかった...
...彼女の憤然とした態度に、周りの人たちは驚いていた...
...彼の憤然とした声に、誰もが彼の怒りを感じた...
...彼は憤然(ふんぜん)...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...さきに内務大臣副島種臣は志を閣内の暗流にはばまれて憤然と致仕したが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そしてやや憤然たる趣きで...
高見順 「如何なる星の下に」
...あらぬ疑いをこうむるは末代までの恥辱とばかりに憤然...
太宰治 「新釈諸国噺」
...憤然として美男の同志を殴り...
太宰治 「トカトントン」
...時の政権に反対して憤然...
太宰治 「パンドラの匣」
...顧は憤然(ふんぜん)としていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...安重根 (憤然と)止して下さい! 馬鹿馬鹿しい...
林不忘 「安重根」
...憤然として答へ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 580憤然として先鋒を過ぎてさながら猛き鷹...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...憤然と※喚すごくアキリュウス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二神は起ちて憤然と十二の子女を亡しぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...東山――(憤然として起(た)ち上がり)待て! では...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...われわれはみな本職の百姓になってしまうよ」「四五年も待つことはないさ」久保大六も憤然と云った...
山本周五郎 「半之助祝言」
...いまいましいな」張飛は、憤然たるまま、ようやく席にもどったが、よほど腹が癒(い)えないとみえて、ひとり手酌で大杯をあおりつづけていた...
吉川英治 「三国志」
...憤然ひとり祖父の昭烈廟へ行って...
吉川英治 「三国志」
...身の振り方は、ほかへ行って考えてくれないか」林冲(りんちゅう)は、憤然として、断わった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...聊(いさ)さか憤然(むっ)として答えた...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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