...日本人の世界的地位の低きを憤慨する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...もちろん憤慨する方が間違っているんだが...
石川欣一 「可愛い山」
...今度は人間を犬扱いにすると憤慨する向きもあるかも知れないが...
石川欣一 「比島投降記」
...なにか神聖さを冒涜されたように憤慨する者もあれば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私は其の事を憤慨する...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...事毎(ことごと)に憤慨する...
辰野九紫 「青バスの女」
...そしてさういふ人はたいがい青年らしい(私がかうまで憤慨するのも自分に関した事柄であり...
種田山頭火 「其中日記」
...吾々は憤慨するのは止めようと思う...
戸坂潤 「社会時評」
...社大党が憤慨する処によると...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...憤慨するのもおとなげないというような顔をしておる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...他の人達と同視されるのを憤慨することには遠く及ばない...
豊島与志雄 「明日」
...それを憤慨するのは無益のわざだろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道庵先生が憤慨するのも道理がないわけではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんなに小さくなつて居なくたつて宜いやうなものですが――」お若は自分のことのやうに憤慨するのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思想として全体を憤慨する前に...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ボースンといった方がよく似合うよ」と憤慨するのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...」こう高びしやに出られては私もまさか憤慨するわけにも行きません...
牧野信一 「青白き公園」
...解剖學者の侮辱でも無い侮辱に憤慨するのかえ...
三島霜川 「解剖室」
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