...生産能力の費される事を憤慨する向きもありさうである...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...日本人の世界的地位の低きを憤慨する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今度は人間を犬扱いにすると憤慨する向きもあるかも知れないが...
石川欣一 「比島投降記」
...真箇(ほんと)に俺は憤慨する...
石川啄木 「鳥影」
...憤慨するものも無かった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...しかしただ憤慨するばかりですませることでなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...田舎の子沢山を見て憤慨する...
種田山頭火 「行乞記」
...人をばかにするにも程(ほど)があると憤慨する...
田山花袋 「少女病」
...……ソーニャ わたしだって……(エレーナを抱きしめる)憤慨するのはもう沢山...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...憤慨するのもおとなげないというような顔をしておる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...他の人達と同視されることを憤慨するのは...
豊島与志雄 「明日」
...雲井なにがしは自分のことのように憤慨する...
中里介山 「大菩薩峠」
...久助君は憤慨するだらう...
新美南吉 「耳」
...国粋論者は何故日本語を会議の用語に認めさせなかったかと青筋をたてて憤慨するものがあるかもしれぬ...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...あんなに小さくなつて居なくたつて宜いやうなものですが――」お若は自分のことのやうに憤慨するのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思想として全体を憤慨する前に...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...必ずや憤慨するであろう...
森鴎外 「空車」
...「蒸汽乗りの面汚しだ」と憤慨するほど熱心なものであった...
山本周五郎 「留さんとその女」
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