...彼は憤悶のあまり、机をたたいた...
...憤悶するよりも、行動に移すことが大切だ...
...彼女はゲームでの敗北に憤悶していた...
...彼の憤悶は、その場にいる全員に伝わった...
...憤悶の原因は、彼の上司の態度にあった...
...当時は此の壮語を吐いて憤悶を洩らすものは一人も無かったのである...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...殘れる彼は胸の中心に叛き奪はれし帶美はしき子の故になほ憤悶の情やまず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神の子はその輕舟の傍に坐して憤悶抑へ得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...水師の中にして其憤悶を養へり』かく城壁の高きより怒に燃ゆるアポローン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...210さもあれ今は憤悶を抑へてわれは讓るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...從つて、副將軍齊昭は多勢に無勢、老中筆頭伊勢守はいづれとも決しかねて終始沈默をまもるし、「齊昭手記」は「二月五日、昨日廟議之模樣少しも不振、去月下旬より昨日迄之模樣――只々和議を主とし――老中はじめ總がかりにて我等を説つけ、是非和議へ同心いたし候樣にとの事にて、不堪憤悶、此まま便々登城いたし候ては恐入候故、今日は風邪氣と申立、登城延引」と書いたほどであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...憤悶(ふんもん)と慙恚(ざんい)とによって益々(ますます)己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった...
中島敦 「山月記」
...憤悶と慙恚(ざんい)とによつて益己の内なる臆病な自尊心を飼ひふとらせる結果になつた...
中島敦 「山月記」
...けれどそれに憤悶(ふんもん)してわれを失う彼でなかったことが倖せであった...
吉川英治 「黒田如水」
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