...忌憚(きたん)なく批判して貰いたい...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...学府と軍部とがその思ふ所を忌憚なく語り合つて...
辰野隆 「浜尾新先生」
...傍(あたり)を憚るように...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...さはあれ彼は憚りて其戰裝を剥ぎ取らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...誰へも憚(はばか)ることはありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...実際は東洋城も独断で先例のない事をあえてするのを憚(はばか)って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...お話と仰しゃるのは」「少々他聞を憚(はば)かるが」眼顔で誘い合って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...マンを憚っているような...
火野葦平 「花と龍」
...この問題の研究に一定の方針を立てるだけの根拠を見出したと断言することを憚らない...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...栄一は自分を憚(はばか)っている辰男に向ってしいて話をしかける気はなかったが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...矢張り自分の好む物のひとつに數へて憚らない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...或は後家らしい髪が途上却つて人の目に附くを憚つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是より猫は家人の畏れ憚る所となつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...無用の間話頭を作(な)すを憚(はゞか)らざることを得なかつた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...人の前も憚らずに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あなたに迷惑はかけないと思うわ」「もうその話はよそうじゃないか」「憚(はばか)りさま...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...憚(はばか)り多いことですが...
吉川英治 「新書太閤記」
...折ふしお寝(やす)みの刻限をも憚(はばか)らず...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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