例文・使い方一覧でみる「憚」の意味


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...そして自分が(はばか)らねばならぬような人たちから遠ざかったような心安さで...   そして自分が憚らねばならぬような人たちから遠ざかったような心安さでの読み方
有島武郎 「星座」

...吾人をして忌なく言はしむれば...   吾人をして忌憚なく言はしむればの読み方
高山樗牛 「美的生活を論ず」

...人目を(はば)かったのか...   人目を憚かったのかの読み方
田中英光 「オリンポスの果実」

...ウーリュンポスの神明にその矢放つをらず...   ウーリュンポスの神明にその矢放つを憚らずの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...(はばか)りながら...   憚りながらの読み方
徳田秋声 「足迹」

...然しそれは別に父をってではなかった...   然しそれは別に父を憚ってではなかったの読み方
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」

...米友にさえ聞かすことを(はばか)り怖れていたが...   米友にさえ聞かすことを憚り怖れていたがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...しかし子としての我々はそれを言葉の上に表わすのを(はば)かった...   しかし子としての我々はそれを言葉の上に表わすのを憚かったの読み方
夏目漱石 「こころ」

...僕の弱点がこれほどに濃く胸を染めたのだと僕は明言して(はばか)らない...   僕の弱点がこれほどに濃く胸を染めたのだと僕は明言して憚らないの読み方
夏目漱石 「彼岸過迄」

...――(はばか)りながらあっしには覚えがねえ...   ――憚りながらあっしには覚えがねえの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...さすがに(はゞ)かつて...   さすがに憚かつての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...(はばか)りながら岡っ引を怖がるような...   憚りながら岡っ引を怖がるようなの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...(はゞは)り乍ら磯の安松...   憚り乍ら磯の安松の読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...町人ながら(はゞか)るものもない武家風の造りです...   町人ながら憚るものもない武家風の造りですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...お互に人目を(はゞか)つて居ては...   お互に人目を憚つて居てはの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...これも御名前はらせていただくが...   これも御名前は憚らせていただくがの読み方
正岡容 「寄席」

...将軍家さえも侯を(はばか)られると聞いています...   将軍家さえも侯を憚られると聞いていますの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...(はばか)りながらおれたちの鍛(う)ったものには...   憚りながらおれたちの鍛ったものにはの読み方
吉川英治 「黒田如水」

「憚」の読みかた

「憚」の書き方・書き順

いろんなフォントで「憚」

「憚」の英語の意味


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