...自分を苦しめたりまた自分の利益になつたりしたところの憑き物が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あんたの憑きものとは仲よしだ」「こりゃ...
高見順 「いやな感じ」
...憑きものの正体を見届けるために...
豊島与志雄 「憑きもの」
...こうした狐憑き(クリクーシカ)やマルコウ氏(一八二五年―九三年...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...やはりこれは何かある憑きものが自分に憑いているのだと思わない訳に行かない...
中島敦 「狐憑」
...憑きもののしていない彼等には...
中島敦 「狐憑」
...憑きものは落ちたが...
中島敦 「狐憑」
...多くの物語をシャクに語らせた憑きものが...
中島敦 「狐憑」
...いづれはその憑きものの爲めに命を奪(と)られるに決つてゐる――などと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その時以來憑きまとつて...
萩原朔太郎 「宿命」
...その狐憑きの男のことを書いたと云ふドストエフスキイの小説はどうも一度讀んで見たい氣がする...
堀辰雄 「本のこと」
...えやみや足なえ憑きものの類が...
室生犀星 「天狗」
...家族や親類がすぐに狐憑きにしてしまう風が...
柳田国男 「山の人生」
...……狐憑き……落つれば……落つれば……もとの無筆……もとの無筆……と心の中で繰り返したが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...前に述べた狐憑きなどの場合は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人が来たら犬神憑きの真似おしやれと...
吉川英治 「私本太平記」
...あれも一つの犬神憑きか...
吉川英治 「私本太平記」
...いわば美しい犬神憑きともいえるだろう」...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう?髄