...ゲエテの描いたフリイデリケは殆ど可憐(かれん)そのものである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...現實に於いて與へられざる事實と雖も之を夢裡に經驗するは各人の可憐なる自由である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分の缺點に惱み、缺點と戰ひ、缺點そのものの中に人格的價値を創造しようとしてゐる僕を、憐み、愛し、若しくは尊敬して呉れる事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...たまらなく可憐で...
太宰治 「お伽草紙」
...自分にはただ背中を折って重なり合っているような憐(あわ)れな姿勢だけがありありと眼に映った...
夏目漱石 「行人」
...神さまがわたくしどもをお憐み下さいますよ! ただ何んにも仰つしやいますな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その憐(あわ)れな火玉を...
本庄陸男 「石狩川」
...憐れな母親だ――彼は...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...可憐な恋人は「神様のいけにえ」に供されるのか...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...「憐れむなんてこともないけれど――俺は...
牧野信一 「露路の友」
......
三好達治 「間花集」
...こんなのにびくびくされる人々の無理解を私はむしろ憐れむべきだと思います...
武者金吉 「地震なまず」
...尚侍(ないしのかみ)がたよりないふうに見えるのを憐(あわ)れに思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...可憐なふうに身体(からだ)を横たえたかと見るうちに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わが心根をひそかに憐れむ者か」と...
吉川英治 「三国志」
...どうか僕を憐れんで...
吉川英治 「三国志」
...憐れなお内儀に上げたもの...
吉川英治 「私本太平記」
...いかにも憐みを乞う様子なので...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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