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饗庭篁村 「木曾道中記」
...もう一度その憎むべき目を見すえてその中に潜む不思議を存分に見窮めてやりたい心になった...
有島武郎 「或る女」
...なんという憎むべき悪魔!)僕はもうやぶれかぶれだった...
海野十三 「海底都市」
...あの憎むべき怪塔王の正体は...
海野十三 「怪塔王」
...お前の友人という男は憎むべき奴だ...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...この憎むべき矢に射貫(いぬ)かれた美しい暖い紅の胸を...
竹久夢二 「少年・春」
...或る種の憎むべき性格を附与してやらうと思つてゐた...
太宰治 「お伽草紙」
...自分が下男下女たちの憎むべきあの犯罪をさえ...
太宰治 「人間失格」
... 75其憎むべき口開きアートレ,デース叫ぶ聲...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夫を奪おうとした憎むべきリメイに断乎としてヘルリスを挑むべく...
中島敦 「南島譚」
...世にも憎むべき二重生活を営んでいるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かの憎むべき光子さんの手には女王が光つてゐる...
牧野信一 「青白き公園」
...憎むべき監禁状態から彼女を自由にすることが出来たらば...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これはいかに憎むべき罪悪であるとしても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...やはり君を呪われた憎むべき人間と思わずにはいない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大きな学校や教会堂は憎むべき...
柳宗悦 「民藝四十年」
...私を欺いた憎むべき悪少年...
夢野久作 「暗黒公使」
...「憎むべき奴は、文官の劉高」すべては、彼の拵(こしら)え事にあるとなして、宋江が、「劉高も捕えたでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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