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饗庭篁村 「木曾道中記」
...その間ずっとかの憎むべき烏啼天狗と一緒だったといいますよ...
海野十三 「奇賊は支払う」
...敵国へこの日本を売ろうという憎むべき人物を...
海野十三 「空襲下の日本」
...財布を掏(す)ったらそのポケットにチョコレートでも入れて来るべし”てなことを主張して居りまする奇賊――いや憎むべき大泥坊でございます...
海野十三 「すり替え怪画」
...憎むべき敵なんだ...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...この蔭に憎むべき策略と嫉妬とが潜んでゐたのは言ふまでもない...
薄田泣菫 「茶話」
...あの憎むべき下賤の取沙汰の如き事実は...
太宰治 「右大臣実朝」
...「あの男がなしたことは憎むべきものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は憎むべくして憎むべき人を知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者の弟を殺した憎むべき奸賊(かんぞく)ではあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かの憎むべき実験の材料にするなどとは...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...憎むべき監禁状態から彼女を自由にすることが出来たらば...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...憎むべき都新聞は三日にわたつて「父と子」なる題下に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...初め憎むべき東京朝日新聞の記者の捏造した一記事が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...大衆がいつの間にかあの憎むべき変通自在性を過少評価するような固定した形にだけ様式化して扱うのは危険だ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...憎むべきエゴイズムである...
三好十郎 「日記より」
...大きな学校や教会堂は憎むべき...
柳宗悦 「民藝四十年」
...急に専務が憎むべき存在となって映(うつ)り出した...
横光利一 「上海」
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