...是等の嬰児は皆破船の憂目を見て...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...ほとんど毎回のように弁士中止か解散の憂目を見るようになった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...斯かる憂目を見せて...
大町桂月 「夜の高尾山」
...多年売込んだ老舗でさえもついに閉店の憂目を見るという有様で...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...醜態の連続の憂目を見なければならなくなったのである...
太宰治 「乞食学生」
...社交界から追放の憂目(うきめ)に遭(あ)ったものである...
太宰治 「酒の追憶」
...ぶざまの憂目を見なくてすんだのだ...
太宰治 「皮膚と心」
...こちらの都合も考えずにいきなりチリリンと騒がされる憂目も免れたし...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...次第によっては自分たちが袋叩きの憂目(うきめ)にあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...故国で入獄の憂目を見たと伝えられるオッペルト自身が...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...こんな不運な憂目を見ることだべえなあ!」「情けねえことぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ひと月に少くとも一度ぐらゐは破壊の憂目を見るので...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...連敗の憂目を雪がんと六十万の兵をもつて陣容を健て直したクロパトキンの奉天を目指して...
牧野信一 「サクラの花びら」
...「W」大学はもう四年も続けて連敗の憂目を嘗めてゐたが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...終にアリスは敗北の憂目に陥つた...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...たちまち策動者の犠牲となって江州は琵琶湖畔彦根町に建てられてある彦根中学校の教師として遠く左遷せられる憂目をみたのは...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...後者ははじめから一番下の段階にいてこれ以上墜落する憂目にあうまいとするのであるが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内地に居る日本人は海外の醜業婦と云へば一概に憂目を見...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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