...彼女は最近憂欝な気分だと言っていた...
...彼の表情からは憂欝な雰囲気が漂っていた...
...憂欝な気分を和らげる方法を探している...
...憂欝な状態に陥らないように気をつけよう...
...憂欝な気分になっても、自分で対処する方法を持とう...
...彼はおそらくこの憂欝(ゆううつ)な気分の中に...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...器用な方じゃなかったからね」「憂欝だっただろうねえ」「いや...
梅崎春生 「狂い凧」
...けむりのやうにはびこる憂欝...
大手拓次 「藍色の蟇」
...四月七日曇、憂欝、倦怠、それでも途中行乞しつゝ歩いた、三里あまり来たら、案外早く降りだした、大降りである、痔もいたむので、見つかつた此宿へ飛び込む、楠久、天草屋(二五・中)ずゐぶんうるさい宿だ、子供が多くて貧乏らしい、客間は二階だが、天井もなければ障子もない、せんべいふとんが二三枚あるだけだ(畳だけは畳らしい)、屋根裏のがらんどうにぼつねんとしてゐると、旅愁といふよりも人生の悲哀に近いものを感じる、私はかういふ旅に慣れてゐるから、かういふ宿にかへつて気安さを感じるが(そこをねらつてわざと泊つたのでもあるが)普通の人々――我々の仲間はとても一夜どころか一時間の辛抱も出来まい...
種田山頭火 「行乞記」
...米 一升二合朝月暈をきてゐる今日は逢へる朝風へ蝉の子見えなくなつた朝月にしたしく水車ならべてふむ・水が米つく青葉ふかくもアンテナ夾竹桃赤く女はみごもつてゐた合歓の花おもひでが夢のやうに・柳があつて柳屋といふ涼しい風汗はしたゝる鉄鉢をさゝげ見まはせば山苺の三つ四つはあり・鉄鉢の暑さをいたゞく・蜩よ、私は私の寝床を持つてゐる七月十五日曇、降りさうで降らない、すこし憂欝...
種田山頭火 「行乞記」
...終日憂欝、畑の草をとつてごまかす、大根おろしはうまかつた、間引菜の味噌汁も...
種田山頭火 「其中日記」
...何となく憂欝になる...
種田山頭火 「其中日記」
...同時に私を憂欝にした(一昨日の結婚挨拶状と同様に)...
種田山頭火 「其中日記」
...うますぎる!(先日貰つた残り)午後は曇つて憂欝になつてゐるところへ...
種田山頭火 「其中日記」
...憂欝、哀愁、苦脳(マヽ)はてなし...
種田山頭火 「旅日記」
...彼が急に憂欝な態度を取ってしまったため...
豊島与志雄 「公孫樹」
...そんな風の憂欝さだ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...何よりも憂欝ですね...
豊島与志雄 「女と帽子」
...人が憂欝になるのは...
豊島与志雄 「故郷」
...美津子も憂欝な眼色になった...
豊島与志雄 「春盲」
...憂欝な影のなかに純情を包みこんでるような男だが...
豊島与志雄 「立枯れ」
...」この言葉は彼の憂欝の原因を説明してくれるようである...
豊島与志雄 「道化役」
...それは少年らしくもない憂欝な...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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