...憂き世を離れてこんな山の奥に隠れ住み...
太宰治 「右大臣実朝」
...この捨てた憂き世に...
太宰治 「右大臣実朝」
...どうせいつまでながらえられる憂き世の中ではないのだから...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...阿関はさめざめとして誰れも憂き世に一人と思ふて下さるな...
樋口一葉 「十三夜」
...阿關はさめ/″\として誰れも憂き世に一人と思ふて下さるな...
樋口一葉 「十三夜」
...『住吉の これは住み憂き世のならい 待つは辛くもなかろうかは さてや待つらん待ちくたびれて』とありますように...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...この憂き世で魂を二つに分け...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...捨て迷うよりもこう定まったのも憂き世の宿世...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...駅に着く頃にはすっかり憂き世を忘れ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...げに憂き世の極(きは)めは...
吉川英治 「私本太平記」
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