...かくて慶安四年四月二十日...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...「この家は慶安(けいあん)の春...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「曲者(くせもの)は慶安謀叛人(むほんにん)の由比正雪...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...慶安以前に種々の原因に依って除封または減封せられた諸侯の総数百六十九家の中...
穂積陳重 「法窓夜話」
...初代木村重松慶安太平記に於ける怪僧善達吉田焼打の悲愁嗚咽の節調をまざ/\と私に想起せしめずにはおかなかつた...
正岡容 「浅草燈籠」
...その年代から考へますと、慶安以來、浪人が江戸にゐるのを禁じられた、浪人も無商賣ではゐられないから、已むを得ず乞胸の配下になつたので、その時の樣子は西鶴の「永代藏」の中にも書いてあつたと思ひます...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...貞室の『かたこと直し』慶安三年印本に(おいかけ)を鍋とりという事いかがと制したれど...
南方熊楠 「十二支考」
...元和元年及び慶安二年の江戸の大地震は...
武者金吉 「地震なまず」
...慶安五年に病死した...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...降(くだ)って慶安(けいあん)中の「紋尽(もんづくし)」になると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新野西分はすでに慶安四年に上中下の三つに分れておる...
柳田國男 「地名の研究」
...それから六年めの慶安(けいあん)四年に岡崎へ帰って来た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...お祖母(ばあ)さまもおあけになっています」「――よもや」「慶安の騒動(由井正雪の事件)には...
山本周五郎 「山彦乙女」
...慶安事件に資金を提供した...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その縁起を源(たず)ぬるに、慶安の頃ほひ、山城国、京洛、祇園の精舎(しょうじゃ)に近く、貴賤群集の巷(ちまた)に年経て住める茶舗美登利屋(みどりや)といふがあり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...慶安などの前期をおぼえている古ぼけた老人などが...
吉川英治 「大岡越前」
...それは寛永や慶安の頃になつてもまだ...
吉川英治 「折々の記」
...慶安(けいあん)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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