...印刷出版されたこの種の本で最も古いのは中国の宋の時代の「棠陰比事(とういんひじ)」を和訳して平仮名で書いた「棠陰比事物語」(慶安二年...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...慶安(けいあん)四年(一六五一)の騒ぎに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...慶安四年に由井正雪の陰謀が露現した後ち...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この慶安の養子法改正は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...従つて「慶安太平記」の上演にも彼らは金井半兵衛鳥目...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...その年代から考へますと、慶安以來、浪人が江戸にゐるのを禁じられた、浪人も無商賣ではゐられないから、已むを得ず乞胸の配下になつたので、その時の樣子は西鶴の「永代藏」の中にも書いてあつたと思ひます...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...元和元年及び慶安二年の江戸の大地震は...
武者金吉 「地震なまず」
...慶安五年に病死した...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...三回忌は慶安元年になるからである...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...真に慶安中に作ったものは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新野西分はすでに慶安四年に上中下の三つに分れておる...
柳田國男 「地名の研究」
...それから六年めの慶安(けいあん)四年に岡崎へ帰って来た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...お祖母(ばあ)さまもおあけになっています」「――よもや」「慶安の騒動(由井正雪の事件)には...
山本周五郎 「山彦乙女」
...慶安事件に資金を提供した...
山本周五郎 「山彦乙女」
...慶安の変もそうだった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...その縁起を源(たず)ぬるに、慶安の頃ほひ、山城国、京洛、祇園の精舎(しょうじゃ)に近く、貴賤群集の巷(ちまた)に年経て住める茶舗美登利屋(みどりや)といふがあり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一同を乗せた山一丸も漕ぎ出して行く――慶安時代から流行(はや)りだした船涼みは...
吉川英治 「剣難女難」
...活字本や慶安(けいあん)版本が何によったかは知らぬが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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