例文・使い方一覧でみる「慶」の意味

...大体に於いて天慶五年の春頃から以後七八年の間に亙（わた）って... 大体に於いて天慶五年の春頃から以後七八年の間に亙っての読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...ついに慶応三年徳川内府大政を返上し... ついに慶応三年徳川内府大政を返上しの読み方
徳富蘇峰「将来の日本」

...家慶將軍の最も信頼厚かつた阿部伊勢守も... 家慶將軍の最も信頼厚かつた阿部伊勢守もの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...稲妻小僧坂本慶次郎とかは... 稲妻小僧坂本慶次郎とかはの読み方
直木三十五「大衆文芸作法」

...此（かく）の如く浮世絵研究の気運漸（ようや）く熟せし時千八百六十七年（慶応（けいおう）三年）万国博覧会の巴里に開始せらるるに及び日本美術の勝利は確定せられり... 此の如く浮世絵研究の気運漸く熟せし時千八百六十七年三年）万国博覧会の巴里に開始せらるるに及び日本美術の勝利は確定せられりの読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...着物もまた弁慶か格子のような荒いのを着ていました... 着物もまた弁慶か格子のような荒いのを着ていましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...尾張大納言徳川慶勝ではないか... 尾張大納言徳川慶勝ではないかの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...運慶（うんけい）の仁王（におう）も... 運慶の仁王もの読み方
夏目漱石「草枕」

...伯龍は故一立斎文慶からお数寄屋坊主の風習言語容姿などの演出に付いて誨へられるところ寡くなかつたと嘗て私に語つたことがある...
正岡容「下谷練塀小路」

...十二月二十四日〔巣鴨拘置所の顕治宛　慶応義塾大学病院より（封書）〕第八十五信　おなかの傷の上に蒲団がじかにかからないように金（かね）の枠がかけてある... 十二月二十四日〔巣鴨拘置所の顕治宛　慶応義塾大学病院より〕第八十五信　おなかの傷の上に蒲団がじかにかからないように金の枠がかけてあるの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...忠臣としての辨慶を想った... 忠臣としての辨慶を想ったの読み方
村山俊太郎「平泉紀行」

...春慶（しゅんけい）... 春慶の読み方
柳宗悦「工藝の道」

...北支の民藝のため慶賀に堪えない次第であります... 北支の民藝のため慶賀に堪えない次第でありますの読み方
柳宗悦「北支の民藝（放送講演）」

...是を「慶長五人男」とし... 是を「慶長五人男」としの読み方
吉川英治「折々の記」

...国主の「豊饒（ほうじょう）を共に慶賀するの文」を読みあげた... 国主の「豊饒を共に慶賀するの文」を読みあげたの読み方
吉川英治「三国志」

...西門慶（せいもんけい）はまたやって来た... 西門慶はまたやって来たの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...仁和寺（にんなじ）の慶存（けいぞん）をたずねて... 仁和寺の慶存をたずねての読み方
吉川英治「親鸞」

...慶子のいう『造られた』という意味がわからなかった... 慶子のいう『造られた』という意味がわからなかったの読み方
蘭郁二郎「地図にない島」