...而しそれは自己の慴伏(しょうふく)によつて到達せらるゝのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...世界をたちまち慴伏(しょうふく)させる新兵器といたしましては...
海野十三 「共軛回転弾」
...所謂怒れば萬夫を慴伏せしめ...
大町桂月 「妙義山の五日」
...いくらそうでございませんと私が言っても感じがすこぶる滑らかになってどうも私がフガを堂々と慴伏(しゅうふく)せしめたような恰好にも見えてくるが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...家人らに至っては慴伏(しょうふく)あるのみで...
中里介山 「大菩薩峠」
...白雲によって悪い方は慴伏(しょうふく)される...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪い方が慴伏されると勢い...
中里介山 「大菩薩峠」
...新しい平民の為に慴伏(しょうふく)され...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...なにか人を慴伏(しょうふく)させるような気合がある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...雷にでも撃たれたようにその場に慴伏(しょうふく)してしまッた...
久生十蘭 「湖畔」
...今はまったく曹操の羽振りに慴伏(しょうふく)して...
吉川英治 「三国志」
...陳父子は慴伏(しょうふく)して...
吉川英治 「三国志」
...まったく慴伏(しょうふく)してしまった...
吉川英治 「三国志」
...宮には猫のごとく慴伏(しょうふく)して何一ついやがるということはない...
吉川英治 「私本太平記」
...腹の底から慴伏(しょうふく)したものに相違ない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大地へ額(ひたい)をすりつけて慴伏(しょうふく)する...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...村の悪童はみな彼に慴伏(しょうふく)し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...慴伏(しょうふく)したものであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??