...友達の悲しい気持ちを慰撫する...
...戦争の犠牲者を慰撫するため、追悼式典が行われた...
...子供が怖がって泣いているので、お母さんがそっと慰撫する...
...野生動物を保護するため、保護団体が猟師たちと話し合いの場を持って慰撫した...
...失恋したとき、友達に慰撫されることで気持ちが楽になった...
...それにつけても葉子の慰撫(いぶ)をことさらにあこがれていたらしい様子は...
有島武郎 「或る女」
...思慮ある二三士の慰撫に依て漸く無事に治るは治つたが...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...正造の命をうけて被害民慰撫に埼玉県下へ馳けつけたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...大隈はさきに自由党を慰撫するために...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...満州国体協には慰撫の文書を手交して...
戸坂潤 「社会時評」
...慰撫しかつ探索する目と...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...「畢竟(ひっきょう)女は慰撫(いぶ)しやすいものである」彼は一場(いちじょう)の風波(ふうは)が彼に齎(もたら)したこの自信を抱いてひそかに喜こんだ...
夏目漱石 「明暗」
...彼はすぐ「慰撫(いぶ)」の二字を思い出した...
夏目漱石 「明暗」
...昨日まで朋輩(ほうばい)呼ばわりをしていたような諸卿の慰撫(いぶ)が...
本庄陸男 「石狩川」
...決して自分をごまかさうとする小さな慰撫でもなく...
牧野信一 「裸虫抄」
...わななく女の白い手をハンカチごと両手で強く握り締め「御安心なさい」という風に軽くたたいて慰撫する...
夢野久作 「涙のアリバイ」
...慰撫(いぶ)する傍のネー将軍に向って云った...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...各村の庄屋や年寄の慰撫(いぶ)で...
吉川英治 「鬼」
...どんな慰撫(いぶ)をこもごも持って行っても「なにが和談だ!」と...
吉川英治 「私本太平記」
...安土から慰撫(いぶ)の使者が参れば...
吉川英治 「新書太閤記」
...慰撫(いぶ)の使いとして...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとたび村重が信長の慰撫(いぶ)に従って旗を捲(ま)こうとしたのを...
吉川英治 「新書太閤記」
...幸い葉子の慰撫を受けて...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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