...せめて妻を劬り慰めるだけの隔りを保つて行くのが道ではないであらうか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...少し今の心を慰めるだけのものであつた...
岩本素白 「野の墓」
...◯まことに人の苦痛は人の慰藉を以て慰めることは出来ない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...音楽は耳を慰める外に...
薄田泣菫 「茶話」
...おまえは人間の良心を永久に慰める確固たる根拠を与えないで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その後良人に先立れ孀婦(やもめ)となった悲しみを慰めるため...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...駒井は慰めるつもりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで亡命者のやうな私の心を慰める...
中原中也 「我が生活」
...「大丈夫でせうか」お靜は旅疲れを慰める氣の手料理をしながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼を慰めるつもりで言つた私の言葉が...
萩原朔太郎 「宿命」
...」「私を慰める爲めに?」「えゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...十分と母の徒然を慰める術に長けてゐた...
牧野信一 「風流旅行」
...「兵士を慰める音楽会を催したいという御希望は何と恵み深いお考えでしょう...
三浦環 「お蝶夫人」
...昌允 (慰める気で)お父さん...
森本薫 「華々しき一族」
...われらを慰めることを忘れ給わぬであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...慰めるといふんだ...
吉川英治 「折々の記」
...下には弟妹のいじらしきものを慰めるような真情をつくして...
吉川英治 「黒田如水」
...抱かないばかりに慰めると...
吉川英治 「三国志」
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