「慮」の意味
考えをめぐらすこと
小説での「慮」の使い方
...七ツ八ツの小児(こども)に似ず、物事に遠慮深く、ひけ目がちになった...
徳永直 「戦争雑記」
...燦然(さんぜん)たる運命の方へ向けらるる無考慮で無限度な憧憬(どうけい)ほど...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御列席の方々も其方(そのほう)の来るのを待兼ねじゃ」「遅れましてなんとも申しわけがござりませぬ」「遠慮致さず...
中里介山 「大菩薩峠」
...「なるほどそう遠慮なしに振舞(ふるま)ったら...
夏目漱石 「二百十日」
...御米は遠慮して容易に応じなかった...
夏目漱石 「門」
...御遠慮も場合によります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遠慮して誰も捕まえなかったと言うんだろう」「え」「それをお前は捕まえた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遠慮ばかりもしてゐられないのだよ」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生憎(あいにく)と火鉢は私の部屋には無かったけれど、今迄敷いていた赤ゲットを、四ツに畳んだのを中央(まんなか)へ持出して、其でも裏反(うらがえ)しにして勧めると、遠慮するのか、それとも小汚(こぎたな)いと思ったのか、敷いて呉れないから、私は黙って部屋を飛出した...
二葉亭四迷 「平凡」
...私の思慮に對する讚辭なのかも知れない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...樣子は屡々遠慮深すぎ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...多年病魔と戦つてこの大業を成したるの勇気は凛乎(りんこ)として眉宇(びう)の間に現はれ居れどもその枯燥(こそう)の態は余をして無遠慮にいはしむれば全く活(い)きたる羅漢(らかん)なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...寿江子の体についていつも配慮していただいてすまないと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...窓に女のいる時は女に遠慮をする...
森鴎外 「雁」
...慮外ながら――拙者も御回向仕ろう」「忝のうござる...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...思慮にも富む彼である...
吉川英治 「私本太平記」
...遠慮せんでもいいわさ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...虎五郎の不慮の死を知ったので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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