...慨嘆の声を漏らす...
...慨嘆のツイートが広がった...
...慨嘆しながらも、次回に備える...
...彼女の慨嘆に応えて、私も共感した...
...その出来事については、多くの人が慨嘆している...
...楠殿が高時の酒(さけ)九献(こん)肴(さかな)九種(しゆ)を用ゆるを聞いて驕奢(おごり)の甚だしいのを慨嘆したといふは...
内田魯庵 「犬物語」
...慨嘆するにも当たらないことであるかもしれない...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...吾人は寛政時代の賢相松平越中守が旗本(はたもと)八万の士に向かって厳論したるの文を読み実に慨嘆に堪えざるものあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ソヴェートの慨嘆すべき傾向も...
戸坂潤 「読書法」
...往昔韓愈(かんゆ)釈教の中華を侵すを慨嘆せしかど遂に能く止むる事能わざりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...人をして時勢の堕落を慨嘆せしむると共に亦法令の時勢と人情とに適せざるの思を抱かしむ...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...三四郎もいっしょに慨嘆しなくってはいけないんだそうだ...
夏目漱石 「三四郎」
...不振は事実であるからほかの者も慨嘆するにきまっている...
夏目漱石 「三四郎」
...新聞界の大元老、松崎天民氏が「百円たらずの月給にしばられ……」と、慨嘆するのか、自慢するのか分らぬことを書いていたし、現に私と前後して、同じ社へはいった本山荻舟(もとやまてきしゅう)君は、私の二倍より多い四十五円だ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...慨嘆する溜息であつた...
牧野信一 「川を遡りて」
...慨嘆の胸を叩いたりして呟くのですが...
牧野信一 「月あかり」
...それが少しも神学を交えず全く人間的哲学的であるのを見て慨嘆しているのに出あった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いっそう慨嘆すべきではなかったかと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...太史公が自ら其不遇を慨嘆する意を含める也...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...時勢を慨嘆したりなどせずに...
吉川英治 「三国志」
...後日には、高氏も名を知ったが、あの淀川舟で、乗合いのちんぴらどもをたしなめ、彼らの杯で酒を痛飲しあったり、また、船中の男女の徒然(つれづれ)をとらえては、時世を慨嘆し、りんりたる弁で演舌したなどの行為は、まことに公卿にも似合わしからぬ態だったが、その人こそ、今日の“文談会”に姿をみせた、この前ノ大内記、日野蔵人俊基なのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...これに近い慨嘆を聞かされるも近来一再ではない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...大人の慨嘆然(がいたんぜん)たりという顔つきに似たようなほろ苦さが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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