...慨嘆の声を漏らす...
...慨嘆のツイートが広がった...
...慨嘆しながらも、次回に備える...
...彼女の慨嘆に応えて、私も共感した...
...その出来事については、多くの人が慨嘆している...
...楠殿が高時の酒(さけ)九献(こん)肴(さかな)九種(しゆ)を用ゆるを聞いて驕奢(おごり)の甚だしいのを慨嘆したといふは...
内田魯庵 「犬物語」
...ただ青年らしい若々しい慨嘆口調で言い出したに過ぎないのです...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...戦争にでも行くんだがなア」と清三は慨嘆(がいたん)して...
田山花袋 「田舎教師」
...フランス大学の模倣を慨嘆したドイツに於ても...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...綾川武治氏が慨嘆していることでも知ることが出来よう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...往昔韓愈(かんゆ)釈教の中華を侵すを慨嘆せしかど遂に能く止むる事能わざりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...そぞろにファウストが慨嘆して(ファウスト悲壯劇第一部夜の段)その秘密が分つたら...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...これを応用する連中を先生などと崇(あが)めるのは全く西洋心酔の結果で拙などはひそかに慨嘆(がいたん)の至(いたり)に堪(た)えんくらいのものでげす...
夏目漱石 「琴のそら音」
...三四郎もいっしょに慨嘆しなくってはいけないんだそうだ...
夏目漱石 「三四郎」
...不振は事実であるからほかの者も慨嘆するにきまっている...
夏目漱石 「三四郎」
...新聞界の大元老、松崎天民氏が「百円たらずの月給にしばられ……」と、慨嘆するのか、自慢するのか分らぬことを書いていたし、現に私と前後して、同じ社へはいった本山荻舟(もとやまてきしゅう)君は、私の二倍より多い四十五円だ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...大形に慨嘆の見得を切つたりした...
牧野信一 「サクラの花びら」
...あなたはきっと慨嘆なさいましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きみ」と彼は慨嘆する...
山本周五郎 「季節のない街」
...全く慨嘆の至りである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...真に慨嘆に堪えない現状と云わなければならぬ...
夢野久作 「近世快人伝」
...と誰やら慨嘆したことはそのまま...
吉川英治 「三国志」
...自らの行為を省み慨嘆に堪えないものである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索