...彼らの慧眼を讚めたたへるのである...
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...一)慧眼の士のみ私も常に俳句の新しい事を希(ねが)って居ることは人後に落ちない...
高浜虚子 「俳句への道」
...私は慧眼(けいがん)...
太宰治 「狂言の神」
...おのれの慧眼を誇る...
太宰治 「猿面冠者」
...どんな慧眼な目でも日本にいては眼で見ることは出来ぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...實に彼の慧眼は超凡であつた...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...平次は喧嘩を馴れ合いと睨(にら)んだのは慧眼(けいがん)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...爪先と踵(かかと)が反って柔かい土へ舟形にめりこんでいるでしょう」「なるほど」平次の慧眼(けいがん)に一番先に感心したのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――死骸を引つ擔いだ爲だ」何と言ふ慧眼(けいがん)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の慧眼に見て取られるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の慧眼(けいがん)に驚いた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の慧眼(けいがん)で見付けられないものでもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」平次の慧眼(けいがん)で睨まれては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これはヴァン・ダインの慧眼を誤魔化(ごまか)せるものでは無い...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...七七 盗人の慧眼法官サー・ジョン・シルベスター(Sir John Sylbester)が...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかるに他の諸学者連はこの慧眼なる二学者の警鐘に耳をおおいあえてその誤りを覚らないのは憫然(びんぜん)のいたりである...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...大なる慧眼を少しも必要としない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...まことに日本左衛門の慧眼(けいがん)が観(み)たとおり相良金吾その人に違いありません...
吉川英治 「江戸三国志」
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