...一)慧眼の士のみ私も常に俳句の新しい事を希(ねが)って居ることは人後に落ちない...
高浜虚子 「俳句への道」
...慧眼(けいがん)の士のみ夙(つと)にこれを知っておる...
高浜虚子 「俳句への道」
...私は慧眼(けいがん)...
太宰治 「狂言の神」
...そうして遠いロシアの新映画の先頭に立つ豪傑の慧眼(けいがん)によって掘り出され利用されて行くのを指をくわえて茫然(ぼうぜん)としていなければならないのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...勝手ながらその時のままの姿で出場させたわけです」「どうもあなたの慧眼は驚くべきものです...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...どんな慧眼な目でも日本にいては眼で見ることは出来ぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...東西その慧眼に敬服したのである...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...屋根の上を見張らせたのは實に慧眼(けいがん)ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その後を跟(つ)けて居る者があると察したのは恐ろしい慧眼(けいがん)です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の慧眼(けいがん)に見破られ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...捕物の名人と謳(うた)われた銭形平次の慧眼(けいがん)でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夏羽織を気にしていた親分の慧眼(けいがん)を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こいつだ」ガラツ八は平次の慧眼にお辭儀をして了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...慧眼な会員達は見て取った様子です...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...あるいはその慧眼がジョヴァンニのあることを見てとったのか...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しかるに他の諸学者連はこの慧眼なる二学者の警鐘に耳をおおいあえてその誤りを覚らないのは憫然(びんぜん)のいたりである...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...然れども慧眼を具する者に非んば其秘密を捉む能はざるなり...
山路愛山 「明治文学史」
...だから慧眼(けいがん)な史家は...
吉川英治 「私本太平記」
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