...何某は剛毅(ごうき)なり薄志弱行の徒は慚死すべしなどいふ所に到れば何となく我を誹(そし)りたるやうにおもはれて...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...自(みず)から慚死(ざんし)する能(あた)わざる者の如きは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...正に慚死すべきであろう...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...かの不貞無節なるお転婆(てんば)を事実の上において慚死(ざんし)せしめん事を希望します...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...舌を噛んで慚死する恥を感じた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...彼をして慚死(ざんし)せしむるものさえ少なからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...わたしとして慚死に価しますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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