...慓悍なる日本沿海の海賊あり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...慓悍(ひょうかん)の名を得た侏儒(こびと)でさえ彼に出合う度毎に...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...以前の慓悍(ひょうかん)な気色(けしき)などは...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...中々慓悍(へうかん)決死の大将軍である...
内田魯庵 「犬物語」
...小憎らしかつたその慓悍(へうかん)さが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...軽慓(けいひょう)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼は慓悍(ひょうかん)の公卿大原重徳(おおはらしげとみ)を慫慂(しょうよう)して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...切言すれば彼は浅躁(せんそう)と軽慓(けいひょう)と雑馭(ざっぱく)との譏(そしり)を免るる能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...慓悍(ひょうかん)そのもののような骨格であったあの男が……「コレラ? ハァ……死にますかなぁ...
徳永直 「あまり者」
...ジンギスカンの後裔モンゴリヤ人と慓悍無比なロシヤコサツクとの...
徳永直 「光をかかぐる人々」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...その慓悍な眼ざしと...
堀辰雄 「羽ばたき」
...それを追つかける慓悍な犬...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...それは吉(よ)かったが全体この女性質慓悍で上長の人の命に遵(したが)わぬから遂に野獣に啖(く)わす刑に処せられた...
南方熊楠 「十二支考」
...)むっとしたような慓悍(ひょうかん)な三十台の男の声がした...
宮沢賢治 「泉ある家」
...)またその慓悍な声が刺(さ)すように云(い)った...
宮沢賢治 「泉ある家」
...如何に慓悍(ひょうかん)狂暴な性格に変化するものかという事実は...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...慓悍(ひょうかん)なる一本気で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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