...しかと向後(こうご)は慎むでございましょう...
芥川龍之介 「忠義」
...それとも自分を慎むためであったか...
有島武郎 「或る女」
...申すまでもないが慎むが上にもことに慎むべきものだと私どもは聞き及んでいる...
有島武郎 「或る女」
...あれから暮羊君に逢はない、酒の上とはいひながら、私は感情をぶちまけすぎた、慎むべし、/\...
種田山頭火 「其中日記」
...○生活箴二章△金銭を大切にすべし△酒食を慎むべし○飲酒戒三則△火酒を飲むべからず△微酔にて止めること△現金で飲むべし十二月十八日曇――晴...
種田山頭火 「其中日記」
...――酒を慎むべし...
種田山頭火 「松山日記」
...「過度を慎む」ようにと息子に言ってきかしてる一市民の言葉を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無益な殺生を慎むようになるだろう...
永井隆 「この子を残して」
...女色の惑い深く慎むべし』と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心を脩め身を慎むの義を知らしめざるべからず...
福沢諭吉 「学校の説」
...男子をもこの教えの範囲内に入れて慎む所あらしむれば...
福沢諭吉 「日本男子論」
...はなはだ慎むべきものにこそ...
福沢諭吉 「文明教育論」
...品行を慎むは勿論...
二葉亭四迷 「平凡」
...彼らは淫(みだら)な形(なり)を慎む...
柳宗悦 「工藝の道」
...宗教は「我れ」とか「吾がもの」とかいう言葉を慎む...
柳宗悦 「工藝の道」
...向後はかならず慎むでしょう」李儒の忠言を容れて...
吉川英治 「三国志」
...軽々な取沙汰は慎むべきであると――苦々(にがにが)しくたしなめる老武者もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...出家の形をとって寺院に慎むが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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