...申すまでもないが慎むが上にもことに慎むべきものだと私どもは聞き及んでいる...
有島武郎 「或る女」
...老人は強い刺戟を慎むべし...
種田山頭火 「其中日記」
...あれから暮羊君に逢はない、酒の上とはいひながら、私は感情をぶちまけすぎた、慎むべし、/\...
種田山頭火 「其中日記」
...春光あまねし、自粛自戒、独を慎む、わざと澄君を訪ねないで、門外不出、清閑を楽しんだ...
種田山頭火 「松山日記」
...将来はこうした私行の暴露を慎む旨の...
戸坂潤 「社会時評」
...尤(もっと)も慎むべきは此道也...
中里介山 「大菩薩峠」
...女色の惑い深く慎むべし』と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...政治的な話は慎むが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...内行を慎むが如き...
福沢諭吉 「日本男子論」
...品行を慎むは勿論...
二葉亭四迷 「平凡」
...当座こそ面倒だと思ってこちらも慎むことになるでしょうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の行動については特に言葉を慎むようにと注意した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...宗教は「我れ」とか「吾がもの」とかいう言葉を慎む...
柳宗悦 「工藝の道」
...慎むべき法廷とは心得ながらも...
吉川英治 「大岡越前」
...向後はかならず慎むでしょう」李儒の忠言を容れて...
吉川英治 「三国志」
...「以後は慎む」と...
吉川英治 「三国志」
...余りな放言は慎むがよい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この家は罪を慎む配所でござる...
吉川英治 「親鸞」
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