...それとも自分を慎むためであったか...
有島武郎 「或る女」
...やゝ宿酔気味、省るべし、慎むべし...
種田山頭火 「一草庵日記」
...老人は強い刺戟を慎むべし...
種田山頭火 「其中日記」
...慎むべきは火酒を呷ることだ...
種田山頭火 「其中日記」
...将来はこうした私行の暴露を慎む旨の...
戸坂潤 「社会時評」
...無益な殺生を慎むようになるだろう...
永井隆 「この子を残して」
...一時の激昂(げきこう)に駆(か)られて事をなすを慎むべき一点である...
新渡戸稲造 「自警録」
...心を脩め身を慎むの義を知らしめざるべからず...
福沢諭吉 「学校の説」
...「祈祷(きとう)のようなことを半生の年よりもたくさんさせて今年は無理をしないようにあなたは慎むのですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...当座こそ面倒だと思ってこちらも慎むことになるでしょうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宗教は「我れ」とか「吾がもの」とかいう言葉を慎む...
柳宗悦 「工藝の道」
...一つの作にも我執を慎む教旨や...
柳宗悦 「工藝の道」
...ことごとく自ら責め深く慎むべき理由としてこれを認めたのが山民の信仰であった...
柳田国男 「山の人生」
...向後はかならず慎むでしょう」李儒の忠言を容れて...
吉川英治 「三国志」
...小智の論は慎むべきだ」佐久間信盛(のぶもり)だけは...
吉川英治 「新書太閤記」
...余りな放言は慎むがよい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「お食べ」といわないばかり、顔の先にあったが、まず慎む...
吉川英治 「随筆 新平家」
...慎むべきだとするのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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