...しかと向後(こうご)は慎むでございましょう...
芥川龍之介 「忠義」
...それとも自分を慎むためであったか...
有島武郎 「或る女」
...よって徒らに外国を刺激するが如きことは慎むべきである」云々...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...読書見聞もその修むる道によりて慎むべく避くべきもの多し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...無益な殺生を慎むようになるだろう...
永井隆 「この子を残して」
...一時の激昂(げきこう)に駆(か)られて事をなすを慎むべき一点である...
新渡戸稲造 「自警録」
...およそ口をもっと慎むことだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...政治的な話は慎むが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...はなはだ慎むべきものにこそ...
福沢諭吉 「文明教育論」
...よく/\慎むべし...
穂積陳重 「法窓夜話」
...故に一人を刑して万人慎むの法なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...世間の批評もはばかって慎むところもあるのであろうと思っていたのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の行動については特に言葉を慎むようにと注意した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかがわしい人間との往来は慎むがよい...
山本周五郎 「山彦乙女」
...慎むべき法廷とは心得ながらも...
吉川英治 「大岡越前」
...「以後は慎む」と...
吉川英治 「三国志」
...軽々な取沙汰は慎むべきであると――苦々(にがにが)しくたしなめる老武者もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「お食べ」といわないばかり、顔の先にあったが、まず慎む...
吉川英治 「随筆 新平家」
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