...昼飯を済ましてから慎太郎さんと二人で...
石川欣一 「可愛い山」
...慎太郎氏の弟、百瀬孝男氏は、その朝関から来た森田、二出川両氏と共に凍傷の薬、六人分の手袋、雪眼鏡等(いずれも近藤氏の注意によって)をルックサックに納めてスキーで出発...
石川欣一 「山を思う」
...天恩の有難いことを思うて身を慎み行いを励まなくてはならない……」という意味のことを話されたのでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...秤(はかり)にかけて慎重に調べていたんでは...
太宰治 「私信」
...わが国の裁断をも慎重にしなければならぬ...
太宰治 「地球図」
...そのN君の親切な説明をここにいちいち書き記すのは慎しむべきであらう...
太宰治 「津軽」
...慎しまなければ、ならぬ...
太宰治 「八十八夜」
...おのれを慎んで人に驕(おご)らず永く朋友の交誼を保たしめ...
太宰治 「不審庵」
...気のいい人の要慎(ようじん)なさで...
徳永直 「白い道」
...あんな家に住む気がしません」お内儀のお蔦は慎みを忘れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...情報部の黒田軍人さん・岩田豊雄・遠藤慎悟・徳田純宏・権田保之助に僕といふ顔ぶれで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...生来の慎み深さのせいだと思ったことだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...主として個人自身の行為と慎慮に依存するものであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...京を出て来てここで謹慎をしているのだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは貴重な資材に対する慎みを欠くことになろう...
柳宗悦 「樺細工の道」
...気に食わない慎吾の顔を見て...
吉川英治 「銀河まつり」
...なお二派の争論は慎しまれたい...
吉川英治 「黒田如水」
...軽々な取沙汰は慎むべきであると――苦々(にがにが)しくたしなめる老武者もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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