...考え深そうに慎太郎を見た...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...別に急ぐんでもなし……」と慎太郎さんは私の提議に同意した...
石川欣一 「可愛い山」
...――酒を慎むべし...
種田山頭火 「松山日記」
...松平容堂に慎みを命ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...すぐにその場を退いて謹慎せよという...
中島敦 「牛人」
...徐々に慎重に考察しよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...もっぱら謹慎の意を表した...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...でも危険な連中が相手だから、慎重に動き、恐喝するのは止めやした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ハロルドが海岸から慎重に森へ行くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...細い眼を慎ましやかに伏せた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...その詞(ことば)は頗(すこぶ)る不謹慎であった...
森鴎外 「魚玄機」
...――よほど慎重にしなければ...
山本周五郎 「新潮記」
...彼は千鶴子に触れる身体を慎しみがちになり離れるのだった...
横光利一 「旅愁」
...七!」慎吾は、呶鳴ってみたが、返辞がないので、さては逃げたな、と土間の中へ駈けこんで見た...
吉川英治 「銀河まつり」
...ご褒美はいつも謹慎だ」李逵は口をとがらした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...専念御行状をも慎まれている折でもありまするし」血を吐かないばかりに...
吉川英治 「親鸞」
...「よいほどに慎め...
吉川英治 「平の将門」
...慎まねばならぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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