...慎(つつし)むべきものは濫作である...
芥川龍之介 「漱石山房の冬」
...私は慎重でなかつたのでせうか...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...人並み以上に慎み深い...
薄田泣菫 「茶話」
...児玉さんの診察はなかなか入念で慎重であった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...人前でこそ慎んでいるものゝ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...科学的な慎重か公平の名の下に...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...「姉ニ云ウニハ、段々、兄弟ガ御深切ハ有難ウゴザイマスガ(これが有難くなくてなるものか)今度ハ燈心デデモオコシラエナサレバイイニ、ナゼトイウニ、私モ今度入ルト、最早、出スト免(ゆる)シテモ出ハシマセヌ、ソノ訳ハ、此節ハ先ズ本所デ男ダテノヨウニナッテキマシテ、世間モ広シ、私ヲ知ラヌ者ハ人ガ馬鹿ニスルヨウニナリマシタカラ、コノ如クニナルト最早、世ノ中ヘハ面(かお)ヲ出スコトハ出来マセヌカラ、断食シテ一日モ早ク死ニマス、斯様(かよう)ダロウト思ッタ故、妻ヘモアトノコトヲワザワザ云イ含メテ来マシタ、思召次第(おぼしめししだい)ニナリマショウ、精一郎サン、大小ヲ渡シマスト云ッテ渡シタラ、姉ガ此上ハ改心シロトイウカラ、オレガ、此上改心ハ出来マセヌ、気ガ違イハセヌトイッタラ、精一ガ、御尤(ごもっと)モダガ御身ノ上ヲ慎シメト云ウカラ、慎ミ様モナイ、最早親父ガ死ンダカラ、頼ミモナイカラ、心願モ疾(と)ウヨリ止メタ故、セメテシタイ程ノコトヲシテ死ノウト思ウタ故ニ、兄ヘ世話ヲカケテ気ノ毒ダカラ、今ヨリ直グニココニ居リマショウト居タガ、精一郎ガ云ウニハ、必ズオマエハ食ヲ断ッテ死ヌダロウト思ッタ故、種々親父ガ機嫌ヲ見合ワセテ居タガ、聞入レヌ故、コウナッタトテ案ジテクレルカラ、何デモ兄ノ心ノ休マルガ肝要ダカラ、オリヘハイルガオレハヨカロウト思ッタ、先達テカラ友達ガ、ウスウス内通モシテクレタ故、疾ウヨリ覚悟ヲシテ居タカラ、一向ニ驚カヌトイッタラ、何シロ先ズ一度御宅ヘ御帰リナサレテ、妻トモ相談シロトイウカラ、ソレニハ及バズ、先ニイウ通リ何モウチノコトハ気ニカカルコトハナイ、息子ハ十六ダカラ、オレハ隠居ヲシテ早ク死ンダガマシダ、長イキヲスルト息子ガ困ルカラ、息子ノコトハ何分頼ムトイッタラ、ソノウチニ姉ガ来テ、一先ズウチヘ帰レトイウカラ、ソレカラ家ヘ戻ッタラ、夜五ツ時分迄、呼ビニ来ルカト待ッテ居タガ、一向沙汰(さた)ガナイカラ、ソノ晩ハ吉原ヘ行ッタ、翌日帰ッタ」呆(あき)れたもんだ――熊の檻へはいらずに、その足で吉原通いとは、かなりの代物(しろもの)だ!「ソレカラ兄ヘ只ハ済マヌカラ、書附ヲ出セト云ウカラ、ソレモシナカッタ、姉ガイロイロ心配ヲシテ、諸寺諸山ヘ祈祷ナド頼ンダトイウコトヲ聞イタカラ、翌年春、挨拶安心ノタメ隠居シタガ、三十七ノ歳ダ」三十七にもなるどうらくおやじを檻には入れそこなったが、隠居ということで、兄貴たちもまず安心の体(てい)...
中里介山 「大菩薩峠」
...寝返りさえ慎んで我慢していた僕は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...僕自身が田舎(いなか)生まれではなはだ不謹慎(ふきんしん)の語を用いること多きゆえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...屈辱が最大になる落としどころを慎重に計算している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それまでの武者小路から想像することのできないような細心で慎重な...
三好十郎 「恐怖の季節」
...帝(みかど)の御謹慎日が幾日かあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いったいあなたはだれから聞いてそんなことを不謹慎に言うのですか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不謹慎なことを申し上げてしまったと思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女は皆尼さんの様な慎(つゝま)しやかさと寂しさとを持つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...謹慎(きんしん)忠誠(ちゅうせい)倹素(けんそ)の三つにあったようである...
吉川英治 「三国志」
...慎(つつし)ませる...
吉川英治 「私本太平記」
...余りな放言は慎むがよい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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