...少数の英人の支配に屈伏せざるを得ない状態となった...
石原莞爾 「最終戦争論」
...往来はようやく安心できる状態となった...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...明智が警部を逃がす為に態と賊の虜となったことは明らかだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...大奥様の御病気はそう御重態というほどでもございませんが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...「あゝさう」とお若は態と大きな返辭をして「どうしませうねえ旦那...
高濱虚子 「俳諧師」
...それは狂態と言つてよからう...
太宰治 「お伽草紙」
...追い追い人目につきそうな状態となって来たので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...所謂彼の暗示している個人の自由な結合状態というようなものが...
辻潤 「自分だけの世界」
...一つのことがら一つの状態とそれから生ずる他のことがら他の状態との間に一定の関係があるということであろうが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...之に反して之を形態として把握すれば...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之が今掲げた自然弁証法が自然弁証法の第四形態として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...やがて有ゆるものを征服するの使命を持つ――」この一行は今混乱状態となって栗の大木の下で...
中里介山 「山道」
...急にそれが六花と初期状態との混合に変り...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...股間に加えられた加害状態とその暴虐は...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...果して全く新しい家庭の形態というものがつくれるでしょうか...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...そういう点が少しずつ増えて行ってやがて互いに連がって一日の大部分がわかった状態として現われてくるので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...英領加奈陀(カナダ)との競争状態といったような各項に亘って無慮...
夢野久作 「近世快人伝」
...御重態とか」「あわてるな...
吉川英治 「私本太平記」
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