...唯我独尊を称したる釈迦如来(しゃかにょらい)は、絶対に自らを尊べり、絶対他力を唱えたる親鸞(しんらん)は絶対に他を尊(たっとん)で自個を空(むなしゅう)せり、孔子(こうし)と耶蘇(ヤソ)とは他を尊んでまた自個を尊べり、ついに釈迦と親鸞に対していささか譲るところあるがごとくの感あるは、その態度の絶対的ならざるに存す、子規子の態度は、別に諸聖人の外に立ち、心を一切社会の外界に置けり、一切他を尊まず一切他を卑(いやし)まず、もちろん自個を尊まず自個を卑まず、自個の精神は、なお自個の一切をもよそにせり、すなわち絶対的傍観の態度これなり...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...後者が前者に向ふ態度には多少文學上の先輩に向ふといふ遠慮がないでもないが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...君は何だかおれの精神状態を危(あやぶ)んでいる様子だが...
江戸川乱歩 「疑惑」
...はじめから終わりまで夢想に心をうばわれた状態で...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あの菩薩の生活態度は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ちっとも気にしていないらしい落ちついた晴朗の態度にも感心したが...
太宰治 「パンドラの匣」
...今は理学部の北玄関の壁に立てかけて乾燥状態にある...
寺田寅彦 「池」
...任意の都合の好い理想状態の抽出を許さないという言葉には一定の真理がある...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...すなわちコゼットを愛し初めた頃のジャン・ヴァルジャンの状態を見てみるに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...うつすことの原現象形態がまたそのまま文字...
中井正一 「うつす」
...むくつけき態度をとるのが癖になって居りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...死を生の一形態と見る幻覺に知的乃至情的滿足を貪る...
波多野精一 「時と永遠」
...その上にそれを正しい態度とみとめているのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...この場合にあたり我々は凡ての時間の樣態がまさに「現在」の方向に解釋されたといふことに注目しなければならない...
三木清 「歴史哲學」
...ますます手足の萎(な)えた状態に自身を追いこんだ...
宮本百合子 「ある回想から」
...自分にも感じられる精神状態の均衡と密度の高まりがあるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女色を漁(あさ)り飽いたこの隠居の変態的な獣情を解していたなら...
吉川英治 「江戸三国志」
...態よく追い払ったのである...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
- 俳優の唐沢寿明さん: 『トイ・ストーリー』シリーズのウッディ役を長年担当 🎤
- テニス選手の上地結衣さん: ウィンブルドン初優勝で生涯ゴールデンスラム達成 🎾
- 野球選手の藤浪晋太郎さん: 今季初登板で制球に苦しみ、3回3失点で降板した投手。😞
