...いたく慊らぬ心地せり...
大町桂月 「杉田の一夜」
...今回選せし二十四句と雖も清新といふ点よりいへば慊らざるもの多く候...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...漱石氏らにもまた慊(あきた)らぬ思いをさせるような態度で...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...それは私の客観写生の説に慊(あきた)らないで...
高浜虚子 「俳句への道」
...而(しこう)して彼はなお慊(あきた)らずして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...藩閥者流は漸く侯に慊焉たらざるを得ざるに至り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れが言動に慊焉たるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しかし京師(けいし)および吉野山の花よりも優っていると言ったものは恐らく松崎慊堂(まつざきこうどう)のみであろう...
永井荷風 「向嶋」
...自分は元来この確信とそれからどうも従来の日本画には慊らぬところから...
菱田春草 「画界漫言」
......
南方熊楠 「十二支考」
...見慊堂先生...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに此日記は柏軒が慊堂を見て感奮し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは未だ慊堂の此会に赴いた確証を得ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは先づ慊堂の書を花天月地(くわてんげつち)中に得てこれを読み...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは未だ慊堂日暦の丙申の部を閲することを得ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...父園は慊堂の親友である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後に慊堂(かうだう)日暦中より...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...慊堂の歿した弘化元年より三年間石経山房を守つてゐたとすると...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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