...敵愾心(てきがいしん)がどうであるのと...
泉鏡花 「海城発電」
...それだけに敵愾心もたいへんなものです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かつてエガアトンに返事を書いたときの害意と敵愾心を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...これは!)と敵愾心(てきがいしん)を燃え立たせ...
高見順 「いやな感じ」
...之程(これほど)までに敵愾心(てきがいしん)を起させるものか...
太宰治 「十二月八日」
...ここでうんと働いて下さいよ」人に対する反抗と敵愾心(てきがいしん)のために絶えず弾力づけられていなければ居(い)られないような彼女は...
徳田秋声 「あらくれ」
...敵愾(てきがい)尊王(そんのう)の気象にして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その血管中に敵愾心(てきがいしん)の横溢(おういつ)したるに係(かかわ)らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...敵愾心に似た漠然たる感情が彼のうちに澱んでいた...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...あらゆる人人に對して敵愾した...
萩原朔太郎 「宿命」
...たとえば」「敵愾心昂揚の面などで」これも罠か...
久生十蘭 「ノア」
...盛んに敵愾心を鼓吹する...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...それは日頃の敵愾心(てきがいしん)と自尊心を大いに満足させているようであった...
山本周五郎 「雨あがる」
...敵愾心(てきがいしん)もなく...
横光利一 「夜の靴」
...その敵愾心(てきがいしん)の猛烈さにも...
吉川英治 「黒田如水」
...宮にたいする警戒以上な敵愾心をむらと抱いたのはこのときだった...
吉川英治 「私本太平記」
...強い敵愾心(てきがいしん)とかわって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「こいッ」積年の敵愾心(てきがいしん)は燃えあがらずにいられなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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