...三五 匿情似二愼密一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...〔譯〕愼獨(しんどく)の工夫(くふう)は...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...加藤の弟の代診をしてゐる愼次が...
石川啄木 「鳥影」
...あの愼次さんも被來(いらし)つて?』『は...
石川啄木 「鳥影」
...次は富江、次は愼次、次は校長……森川山内と續いて、山内と智惠子の間は少し途斷(とぎ)れた...
石川啄木 「鳥影」
...態度が不謹愼だと云つてはそれを責める...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...愼(つゝしみ)の足りない接吻(せつぷん)よりも...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...女(をなご)の謹愼(つゝしみ)に障(さは)らぬ限(かぎ)りの...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...175二人の勇士近よりて互に向ひ立てる時、脚神速のアキリュウス飛揚の言句先づ陳ず、『アイネーア,スよ、斯く遠く隊を離れて進み來て、我に向ふは何故ぞ? 王プリアモス見る如く、馬群率ゐるトロイアの族の統率、念として、 180汝來りて戰ふや? さもあれ汝勝てりとも、王プリアモス其爲に汝に主權與ふまじ、子ら彼にあり、彼の意は堅し、謹愼又深し、或は我を亡さばトロイア人は賞として、果園と耕土――すぐれたる沃地汝のために割き、 185與ふることを念とすや? 思ふに汝得べからず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一日愼吾勸めて曰くに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「謹愼」とかの具體的性質が不明なので判斷しにくいが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...徒らに政府乘取の紛爭を愼まざるべからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...愼重に味ひ盡しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しばかり愼しんで居るやうでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...愼ましいこの世界のかぎりをあつめたもののやうに...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...女性は固より愼み深い...
柳田國男 「伊豆大島の話」
...妻が眞實に自分を愛してゐるなら自分の苦痛に同感して愼しまねばならない筈なのだ...
横光利一 「悲しみの代價」
...その眼を愼ましげに伏せて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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