...感謝することを知らない男であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...どうもこれは恐縮です」お父さんは私の好意を心から感謝するように幾度も頭を下げてから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...モーゼに感謝するどころか...
太宰治 「風の便り」
...日本人に生れたことを心から光栄とし感謝する...
谷譲次 「踊る地平線」
...鰯、鰯、鰯ほどやすくてうまい魚はない、感謝する...
種田山頭火 「其中日記」
...初めてお目にかゝつた小野さん夫婦に感謝する...
種田山頭火 「旅日記」
...私は心からおんみに感謝する...
徳永保之助 「洪水のように」
...私の大いに感謝する所であります...
豊田喜一郎 「ボデー意匠審査会 美術の粹を蒐め獨特の形態美へ」
...一寸(ちょっと)、神様に感謝する...
林芙美子 「新版 放浪記」
...でも提案を聞かないわけじゃない」「よろしい、感謝する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...まことに感謝するのである...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...と云うとさも満足したらしく――自分自身の心の働きを感謝する様な合点をすると...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...これだけ大切なことを云って貰えたことを私は感謝するし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今までは起きも得ざりし病人の大原が本望成就と聞きて床の上に端座なし「小山君僕は深く君の恩を感謝する...
村井弦斎 「食道楽」
...此等の稿を読んで著者の痴頑(ちぐわん)を責めなかつた少数の未見の友とに感謝する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そしてますます彼らに感謝することだろう...
横光利一 「夜の靴」
...総べてが他日の好い思出となる事ばかりであるのを私達は感謝するのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...心から感謝することは...
吉川英治 「折々の記」
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