...さうして俺は新しく讀書の恩惠に感謝する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...君の骨折(ほねおり)は感謝するが...
海野十三 「爆薬の花籠」
...どうもこれは恐縮です」お父さんは私の好意を心から感謝するように幾度も頭を下げてから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...パンをくれた俺に感謝する眼ではなく...
高見順 「いやな感じ」
...自分の作品を見に來てくれる人に感謝する心持で興奮して...
竹久夢二 「砂がき」
...――かん/\照りつける、天地に感謝する...
種田山頭火 「一草庵日記」
...どこへいつても道路がよくひらかけ(マヽ)てゐるのに感謝する...
種田山頭火 「行乞記」
...主人はかの使用人に感謝するか...
永井隆 「この子を残して」
...暗(あん)に彼の親切を感謝すると共に...
夏目漱石 「明暗」
...人の好意には心から感謝するといった王族の寛大な風を身につけていた...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...ご忠告に感謝するぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...でも提案を聞かないわけじゃない」「よろしい、感謝する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...フロッシュ旨い奴を一杯飲ませてくれれば、僕は感謝するね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...二氏の御案内の労を感謝するのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...この幸福に感謝するたびに...
吉川英治 「大岡越前」
...“忘”に感謝する會みたいにおもへるが...
吉川英治 「折々の記」
...感謝するどころではなく...
吉川英治 「親鸞」
...涙があふれて――天佑に感謝する気もちと歓びにいっぱいになって――於萱の労を犒(ねぎら)ってやることばすら出なかった...
吉川英治 「源頼朝」
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