...唯(ただ)偏狭なる自分が衷心から其(その)雅量に感謝する事の出来ないのは...
芥川龍之介 「羅生門の後に」
...君には幾重にも感謝する...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...深く清くできていることを感謝するものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そして其談話の中に頻りに其厚意を感謝する口吻が見える...
高濱虚子 「俳諧師」
...どんなに感謝するかわからない...
太宰治 「「人間キリスト記」その他」
...家も名も知らない私のやうなものに快く貸して下さつたS店の妻君とM老人とに感謝する)...
種田山頭火 「其中日記」
...――私は万物に感謝する...
種田山頭火 「其中日記」
...「きみに深く感謝するよ」彼は無性に腹を立てて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...主人はかの使用人に感謝するか...
永井隆 「この子を残して」
...暗(あん)に彼の親切を感謝すると共に...
夏目漱石 「明暗」
...君が賢こい注意と叱責とを與へられたことを感謝する...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...人の好意には心から感謝するといった王族の寛大な風を身につけていた...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...愛の断食を神に感謝する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...泣いて感謝するユリをせき立てて...
三好十郎 「おスミの持参金」
...私はあなたに感謝する...
三好達治 「測量船拾遺」
...今までは起きも得ざりし病人の大原が本望成就と聞きて床の上に端座なし「小山君僕は深く君の恩を感謝する...
村井弦斎 「食道楽」
...感謝するといふ念をも持つてゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...日本の国土の狭いことを感謝するのだが...
山本周五郎 「青べか物語」
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